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柴犬ローファンタジー

我輩はカミである。

作者: 黒犬

短編の練習です。





 我輩は猫である。




 ……。

 ………。

 …………。




 嘘です。

 御免なさい。



 本当はカミです。



 おおおおおおおいっ!




 ドン引きしないでっ!

 ダッシュで逃げるなっ!

 

 一目散に逃げっていたよ~~。


 は~~。


 誤解したよ観測者の皆さん。


 冗談ですよ。

 冗談。


 いや本当に冗談ですよ。


 でもカミサマというのは本当です。

 しかも何の因果かユイイツのカミです。


 あ~~な~~た~~は~~カミを信じますか?


 

 すみませんんんんんんんんっ!



 土下座して謝るからダッシュで逃げないでええええええっ!




 エグエグ~~。

 泣けてきた~~。

 観測者の皆さんが逃げて行ったよ~~。


 え?



 自業自得?




 ……キノセイデス。




 そんな訳で我輩はカミです。


 え……唐突すぎる?


 ですよね~~。


 昔は沢山居たんですよ。


 同業者が。


 でもね~~暫くしたら~~こうなりました。

 色々使われたんですよ~~。

 色々ね。

 空を飛んでいたのも居たね。

 雄雄しき英雄を内包したのも居たね。

 或いは人々を魅了した音楽を身にまとったのも居たね。


 何?


 我輩は何で生き残ったかって?


 引き篭もっていました。

 ニート万歳っ!


 汚い物を見る目で見ないでえええええええええっ!


 汚れてるけど目立たないからっ!


 あ?


 逃げるなああああああああああああああっ!


 あ~~あ。

 まあ~~いいか。


 そんでね~~引き篭もってた我輩だけが運よく生き残ってたの。

 そんで見つかって引き篭もりライフに終止符が打たれたの。


 気楽な引き篭もりライフを楽しんでたのに~~。


 引き篭もりライフが台無しだよ。



 何?


 色々台無し?


 ほっといて下さい。




 我輩は腐ってもカミです。

 なので此処にユイイツのモノになるのは当たり前です。


 棚からボタモチ?


 ……気のせいです。



 まあ~~最近なったんですけどね~~。


 昔は多くのカミサマが居たんですよね~~。


 色んなカミが居たんですよ。


 それが共に居なくなりました。


 いわゆるカミが多かったんですよ此処は。

 しかも今のところ此処には我輩しか居ません。


 なのでユイイツと言っても過言ではありません。

 ですがそう名乗れません。


 我輩より上位のカミが居るからです。


 え?


 さっき居ないと言っただろうって?


 言いましたがアレは、あくまで此処の事。

 別の場所に存在します。


 更に言えば上位の場所には他の上位のカミが居ます。

 更にその上位の世界にも居ます。

 更にいえばその上にも。


 そういう訳です。


 え?

 此処は何処かって?

 




 見て分かりません?


 ……絵が無いから分からない?


 絵の具もペンも無いからな~~。


 え?


 違う?


 そう?


 う~~ん。

 そうかな~~。



 え?

 説明しろ?

 仕方ないですね~~。

 ほら~~周囲を見てください。



 何処までも続くコウゴウシイまでの光り輝く空。

 シンピテキな光りが降り注ぎ大地を照らしています。

 見る者によっては心洗われる光景だ。

 

 我輩にとっては物凄く眩しくて鬱陶しい光だけどね……。


 まあ~~此の光景を見るには人の手を借りないと駄目だけど。



 

 そして、その光に照らされる無限とも思える先の見えない大地。


 其処に建ち並ぶ白色の大理石で作られたシンデンを思わせる建築物が見える。

 明らかに人では無い技術で作られた建築物だな。

 壁や柱に施された彫刻が明らかに人の技術を超えた技で掘られています。


 芸実に目覚めた人が暇つぶしに作った物です。

 凄い?


 そうかな~~。


 

 え?


 此の世界で何をしているかって?


 何でもですよ。


 ええ~~。

 全ては貴方方次第。


 我輩達は全てを受け止め無限の可能性を示しましょうっ!

 まあ~~貴方達が居なければ我輩達は作られないし消費されないけどね。


 紙だけに。


 何?


 我輩達は神では無いのかって?




 ……違うよ。


 我輩達は紙だよ。

 最初からそう言ってるよ。


 見て分かるだろうに。

 何?


 絵がないから分からない?


 あ~~。



 ほら言ってたろ同胞が飛ばされてたって。

 アレは紙飛行機だし。


 他は英雄の絵を描かれたのも居たな。

 イラストですね。


 後は曲の殴り書きなんかしてあるね。

 作曲中はそうなりますね。


 我輩の汚れ?

 長い時間ですが棚の奥に入れられたので黄ばんでいるだけですが?

 何か?


 何?


 神様では無い?

 違う。

 我輩は紙様である。


 ガシッ!




 まてっ! 何で我輩を掴む。


 おおおっ! と、其方はトイレの方向だろっ!

 待って!

 何で我輩を揉む。

 何でズボンを脱ぐのだ?

 

 待て。

 待て。

 待て何で我輩の前で便座に座る。


 臭いぞっ!

 何をしてるっ!



 嫌あああああああそこに擦りつけるなあああああっ!










 

 ――何処からか水の流れる音がした。


其の後で衣擦れの音がして一人の男が自宅の玄関から外に出かけていった。


 

 

 




 



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― 新着の感想 ―
[良い点] うん。好みではない(笑) 徹底的に「青空文庫」から「原作」をコピペして「猫」を「カミ」に変えて分かる人間に「やるな!」と思わせるべし(笑) [気になる点] トイレに流す下りがどうも気にいら…
[一言] 確かにそれも『カミ』ですよね……。 そして、ウンのついたカミは水面に堕ちて、 『かみは バラバラになった』になるんですよね。 ――笑わせて頂きました。
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