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第1話 水晶、砂漠に生まれる

初めて小説を書きます

稚拙ですがよろしくお願いします

「はぁ~なんか面白いことないかな~」


そう独り言を呟くのは今年の春から高校二年になる如月きさらぎ しずく

今の春、絶賛春休みで暇を持て余しているのである

ふと自分のVRセット(今はただのパソコンと化している)を使ってネットサーフィンを始めた。その時あるサイトの文字が目に入った『第二の世界で君も自由に!』最近では割とよくあるVRゲームの言葉ではあるが暇すぎて今にも溶け出しそうだった私はそのサイトを見てみることにした。

するとそこにはとてもゲームとは思えないグラフィックの紹介動画が乗ったサイトだった。ちょうど明後日の正午から正式リリースがされるようで圧倒的なグラフィックに心を奪われた私は早速そのゲームをネットでポチって購入。明後日までは時間があるので少しどんなゲームなのかを調べてみた。要約するとこんな感じ


《phylogeneti(フィロジェネティック)c・Survival(サバイバル)Online(オンライン)

今度正式リリースされる新作のVRMMO

ゲームシステムは王道のレベル・ステータス・スキルなどがある

システムやアップデートなどすべての管理を管理AIが行っている

多種多様な種族に今までできなかった五感と三大欲求の再現そして圧倒出来なグラフィック

それはまさしく第二の現実のようでβテスターたちからは「変態に技術力を与えた結果」などと言われている


「ふーむ、これは...楽しみですなぁ!」


ざっくり調べらたところでもなかなかに興味をそそられた。最近はめっきりやっていなかった王道のゲームシステムでちょっぴり懐かしさも感じつつ楽しみに明後日まで待つのだった。


*****


2日経って正式リリース当日、現在時刻は11時58分。私はVRセットをつけて正午になるのを待つ。そしてその時が来た、12時00分。それと同時にゲームを起動し意識が遠のいていく。これは最近のVRゲームでよくあるシステムで一度現実の意識を遮断してゲームのほうに繋ぐらしい。方法?しらんがな

意識が再び浮上してきたかと思えばそこは見渡すかぎりの平原だった。


「ほぇ~...」


あまりの完成度に変な声が出た。


「あの、大丈夫ですか?」


そこにはさっきまでいなかった女神のような恰好をした女性がいた。


「あ、はい大丈夫です」

「それならよかったです。ではこれからあなたの名前と体を決めてもらいます」


女性はそういうと目の前にプレートを出してきた。所謂キャラクリということだ。

PM(プレイヤーネーム)はシズ、しずくだからだね安直。

見た目は今のご時世ネットリテラシーなんてあったもんじゃないし普通に元の体と同じ160㎝でいいや

あ、でも髪だけはせっかくだし長くしておこ。元々肩に当たるぐらいはあるけど膝裏ぐらいまで伸ばしてみた。


「よし、いい感じ。あとは...種族か」


種族

それはこのゲームの一番の目玉と言っていいほどだ。普通に選べる種族だけでもス〇ブラの全キャラほどいるのにさらにランダムから出る隠し種族が何体かいるらしい。


「う~ん...決めるの面倒だしランダムでいっか」

《ランダム種族はゲーム開始時まで何の種族かわかりません本当によろしいですか?》

「大丈夫ですっと...よし!それじゃあこれで終わりかな?」

「ありがとうございます。次にステータスの割り振りをお願いします」


まだあった。そうだったステータスの割り振りがまだあったなってことはこの後にまだ開始地点の選択もあるのか。そうと分かればちゃっちゃと済ませちゃおう。


=====================

【名前】シズ

【Lv】1

【種族】


【HP】

【MP】


【STR】3

【VIT】3

【INT】0

【MND】0

【DEX】0

【AGI】3

【LUK】1

【SP】0


【スキル・特性】


【称号】

=====================


「これでよし!」

「ありがとうございます。最後に開始地点の設定と利用規約です」


開始地点はすでに決めてあるんだよね~そう!ランダム!!だって面白そうじゃん?

利用規約はパッとみて同意~

あと、なんだこれ


《ランダム種族・開始地点を選んだ際、ゲームをリセットしても変更できません。よろしいですか?》


まじかよ。まぁやるんですけど。


「できました」

「わかりました。では、あなたの旅路に幸多からんことを」


*****


視界が白く染まり、また視界が白から元に戻ったときそこは、砂漠だった。


(おお~砂漠だ~ちょっとあっちのほうに探索してみようかな)


砂漠スタートで周りには何も見えず少し探索をしようと足を動かそうとしたとき


(?...足が動かない)


それどころか体、腕、頭すべてが動かせなかった。焦った私はステータスを開いて自分の体を確認した。

するとそこには、まんまるの水晶が映っていた


=====================

【名前】シズ

【Lv】1

【種族】クリスタル


【HP】10/10

【MP】1/1


【STR】3

【VIT】3

【INT】0

【MND】0

【DEX】0

【AGI】3

【LUK】1

【SP】0


【スキル・特性】《突攻撃弱点》《物理攻撃弱点》《魔法攻撃耐性 LV.1》

《無機物》


【称号】《ランダム》

=====================

次回は来週の日曜に投稿します

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