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293ー番外編 それぞれの想い 7 ーハル編ー

 ハルらじょ~!

 今日も朝からシュシュに乗ってコハルも一緒にべーしゅのぱとりょーりゅら!

 ぱとりょーりゅの時らけ、ドワーフのおやかちゃに作ってもりゃった短剣を腰に差すんら。いちゅもはもったいねーかりゃ無限収納にしまってんらけろな。

 おりぇの髪色に合わせてじーちゃんがちゅくってくりぇた剣帯におやかちゃの剣を差しゅ。

 超かっけーらろ? ばっちりら!

 しゅしゅは白虎の聖獣ら。でけーんら。おりぇのベッドがいっぱいになりゅ。

 おりぇ、寝りゅとこねーじゃん!

 こはりゅは真っ白なコリスで、創造神の神使ら。あのくしょじじぃらな。

 けろ、こはりゅとは仲良しら。こはりゅはかぁいぃ~かりゃな!

 そのシュシュの背中に乗っておりぇはべーしゅの中を行く。

 のっしのっしとシュシュが歩く。

 まじゅ1階かりゃら!


「シュシュ、行くじょ!」

「行くなのれす!」

「ええ、ハルちゃん!」


 チームワークもばっちりら!

 1階に下りていくと、朝からヒューマンの冒険者って人達が大森林に入る許可をもりゃう為に待ってりゅんら。

 書類を見て、ちゃんと実力がありゅか見極めてりゅんらな。

 なのに、ヒューマンは嘘を書いてくりゅやちゅがいりゅんら。

 そんなやちゅは、問答無用で帰しゃれりゅんらじょ。エルフを誤魔化せる訳ねーのにな。

 今日はらいじょぶかな? と、シュシュに乗りながりゃ、おりぇは目を光らせりゅ。


「なあなあ、ちびっ子」

「られがちびっ子ら」

「アハハハ、本当に小さいなぁ」


 そう言って、頭を撫でてくりゅやちゅがいりゅ。

 べーしゅにおりぇみたいな子供がいりゅのは珍しいんらって、りひとが言ってた。らから、よく声かけらりぇりゅんら。


「ちびっ子、超強いんだってな!」

「らからぁ、られがちびっ子ら」

「なあにぃ? ハルちゃんに文句でもあるのかしらぁ?」

「やっつけるなのれすか!?」


 シュシュとこはりゅが警戒しゅる。


「いや、ちょっと待て。そんなつもりねーんだよ。ただな、結構評判になってんだよ」

「何がら?」

「ちびっ子チームがだよ。他のベースにはいないからな!」


 しょりゃしょうら。ちびっ子や聖獣がべーしゅのメンバーになりぇりゅ訳ねーかりゃな。おりぇらってちげーし。


「超かっけーな!」

「しょうか?」

「ああ! その腰の剣だってドワーフが作ったもんなんだろう?」

「しょうら。おやかちゃにちゅくってもりゃったんら」

「あんだって?」

「だぁかぁりゃぁ、ドワーフのおやかちゃにちゅくってもりゃった」

「ああ、親方にか!? すげーじゃんか!」

「しょうら!」

「この虎も聖獣なんだろう?」

「なあにぃ? あたしは白虎の聖獣よ。ハルちゃんを守るのよ」

「おおー! かっけー!」

「しょれより、前進んらじょ」

「お、いけね。じゃーな!」

「おう、気をちゅけりゅんらじょ」


 ふふん。まあ、わりゅいやちゅじゃなしゃしょうらな。


「あんな事言ってるけど、ハルちゃんの方が全然強いのにね」

「シュシュ、しょう?」

「そうよ!」

「当たり前なのれす! ヒューマンなんかにハルは負けないのれす!」

「ふふん」


 ちょっと、いい感じ。


「ハル、また1階に下りていたのですか!?」

「あ、りゅしから」


 ルシカが上から降りて来た。きっとまた説教らじょ。


「ハル、リヒト様に付いてください!」


 おっと、今日はそっちなのか?


「また、りひとの仕事がしゅしゅまないのか?」

「そうなんですよ。もうリヒト様も嫌になっていましてね」

「しょっか、わかっちゃ。ぱとりょーりゅが終わったりゃ行くじょ」

「ハル、パトロールですか?」

「しょうら! おりぇとシュシュとこはりゅでぱとりょーりゅしてんら」

「ああ、だから短剣を差しているのですね」

「しょうら!」

「アハハハ。ハル、カッコいいですよ」

「ん!」

「でもハル。今日はパトロールはもういいですからリヒト様の部屋に」

「え……」

「ね、ハル」


 こりぇは有無を言わせねーな。せっかくぱとりょーりゅしてんのに。しゃーねー。


「りゅしか、分かったじょ」

「はい、お願いしますね。私はハルの為におやつを作っておきましょう」

「おやちゅか!?」

「はい、だからお願いしますね」


 お、おう。おやちゅを出してこりゃりぇたりゃダメらな。しゃーねー、行くか。


「シュシュ、りひとの部屋に行くじょ」

「ええ、分かったわ。リヒトも仕方ないわねぇ」

「ちょっとダメダメなのれすぅ」


 アハハハ。こはりゅにダメダメって言わりぇてりゅよ。

 おりぇ達がりひとの部屋に入っていくと、そこにりひとはいなかった。


「しまっちゃ! りひと脱走したじょ!」

「もう、リヒトったら子供じゃないんだからぁ」

「いつものところなのれす!」

「しょうらな」


 シュシュがべーしゅの裏に行く。いちゅもりひとはサボって裏庭でカエデの訓練に参加すりゅんら。


「おらおらカエデ! まだまだだなぁ!!」

「リヒト様、そんなん無茶やって!」


 やっぱ、裏庭かりゃりひとの声がすりゅじょ。


「もう、何してんだか」


 シュシュが呆れてりゅ。

 おりぇは大っきい声でりひとを呼ぶんら。


「りひとー! またりゅしかに怒りゃりぇんじょ!」

「ああ!? ハル、どうした?」

「りゅしかに言わりぇて来たんら。仕事しなきゃらめじゃねーか!」

「ちょっと気分転換してるだけだ!」


 しょんな訳ねーし。


「りひと、おりぇ手伝うかりゃ戻りゅじょ」

「ああ、仕方ねーな」

「りひとは頼んねーかりゃな、おりぇがしっかり見てねーと」

「うっせーよ!」


 アハハハ、平和なべーしゅの1日らじょ。

 けろ、またリヒト達やじーちゃんと冒険にも出たいじょ。

 そん時まれ、仕方ねーかりゃりひとの世話してやっか。


読んで頂きありがとうございます!

ハルちゃんの番外編はこれで最後になります。

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― 新着の感想 ―
[良い点] あぁぁぁぁ! ハルちゃん尊い!! [気になる点] 「直す」は方言なのですよ。 標準語では、「戻す」が普通だと思います。 [一言] ハルちゃんの可愛さにずっと癒されていました。 これで本…
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