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淡々史記  作者: ンバ
第八十六 刺客列伝
5/274

専諸 二、公子光(闔閭)が王位を欲する訳

4.

光之父曰吳王諸樊。諸樊弟三人:次曰餘祭,次曰夷眛,次曰季子札。諸樊知季子札賢而不立太子,以次傳三弟,欲卒致國于季子札。諸樊既死,傳餘祭。餘祭死,傳夷眛。夷眛死,當傳季子札;季子札逃不肯立,吳人乃立夷眛之子僚為王。公子光曰:「使以兄弟次邪,季子當立;必以子乎,則光真適嗣,當立。」故嘗陰養謀臣以求立。


(訳)

光の父は呉王・諸樊しょはんといった。


諸樊には弟が三人おり、

長弟は余祭よさい、次弟は夷眛いばつまい)、

三弟は季子札きしさつ(季札)といった。


諸樊は、季子札の賢さを知って

太子を立てず、三人の弟に

順番に位を継がせ、最終的に

季子札に国を任せたいと考えていた。


諸樊が死ぬと余祭が後を継ぎ、

余祭が死ぬと夷眛が後を継ぎ、

夷眛が死んだ際には、当然として

季子札に王位が移ろうとしたが、

季子札が逃亡してしまったために

成立しなかった。


呉の者はそこで

夷眛の子のりょうを王とした。


公子光は言っていた。


「兄弟に位を継がせるというのならば

当然季子札が立つべきであり、

(彼が逃げ出した今となっては)

※子に位を継がせるのが必然で、

則ち、わたしこそが真の嗣子として相応しく

(王に)擁立されるべきなのだ」


(※光は諸樊の子であり、

夷眛の子よりも、自分の方が

王に相応しいと主張している)


こうした理由から

密かに謀臣を養い、

(王として)立つ事を希求していた。



(註釈)


1 2 3 

諸 余 夷 季

樊 祭 昧 札

|   |

    4

光   僚



諸樊から季札まで

呉王兄弟、順番で王位を

継承する予定だったけど

季札がばっくれてしまったので

諸樊の子の俺が「4」になる!!


と思っていたら、

なぜか夷昧の子の僚が王になってしまい

歯軋りをする光(闔閭)の図です。



僕が一番王位をうまく使えるんだ!!

(アムロ

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