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荊軻 十三、心を込めて、歌います
29.
太子及賓客知其事者,皆白衣冠以送之。至易水之上,既祖,取道,高漸離擊筑,荊軻和而歌,為變徵之聲,士皆垂淚涕泣。又前而為歌曰:「風蕭蕭兮易水寒,壯士一去兮不復還!」復為羽聲慨,士皆瞋目,發盡上指冠。於是荊軻就車而去,終已不顧。
(訳)
太子及び賓客のうちで
事情を知る者は、みな
白い衣冠(喪服)にて荊軻を見送った。
易水の上(滸)へと至り、
道祖神を祀りて道程に就くと、
(そこで)高漸離が筑を撃ち、
荊軻はそれに合わせて歌った。
※「変徴」の声調を為し、
(居合わせた)士は、みな
涙を垂らして涕泣した。
(※中華の音階、
宮・商・角・変徴・徴・羽・変宮)
更に荊軻は進み出て歌った。
「風、蕭蕭として易水寒し。
壮士、一たび去って復た還らず」
今度は「羽」の声調で慨嘆すると、
士はみな瞋目(目を怒らせて)して
髪は盡くに逆立ち、冠を衝いた。
(荊軻の歌で感情を激しく揺さぶられた)
こうして荊軻は車に乗って去り、
終に振り返ることはなかった。
(註釈)
かっっけぇ…………
(いいシーンみると語彙力が死ぬ
風よ吹けっ……!
この勇者を凱旋させしめる為の……




