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淡々史記  作者: ンバ
第八十六 刺客列伝
17/274

聶政 七、死してなお名を残す

16.

晉、楚、齊、衛聞之,皆曰:「非獨政能也,乃其姊亦烈女也。鄉使政誠知其姊無濡忍之志,不重暴骸之難,必絕險千里以列其名,姊弟俱僇於韓市者,亦未必敢以身許嚴仲子也。嚴仲子亦可謂知人能得士矣!」


其後二百二十餘年秦有荊軻之事。


(訳)

晉、楚、斉、衛の人々は

事の顛末を聞くと、皆このように述べた。


「聶政ひとりで事を成し遂げたのではない。

その姉も、また烈女であったのだ。


もしも聶政が、姉に柔順・忍耐の意志無く、

重ねて骸を曝される事を苦難と思わず、

必ずや千里の険を越えてその名を列ね、

姉弟(とも)に韓の市に辱しめられると知っていれば

絶対に厳仲子に身を捧げなかった筈だ。


厳仲子もまた、人をよく見極め

烈士を得る事が出来たと謂えよう」


その二百二十年あまりのち、

秦にて荊軻けいかの事件が起こったのである。


(註釈)

首謀者が厳仲子だと

諸国に知れ渡っちゃってますが

聶政と聶栄、実に立派な人たちでした。


次回、刺客列伝のトリを務めるのは

始皇帝を暗殺しようとした荊軻です。

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