表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

1章:3歳からの目覚め

皆さんは自分の記憶の始まりを覚えているだろうか。


私自身の記憶が始まったのは恐らく3歳か4歳である。

その理由は、幼稚園の中学年に入る為の簡単な能力テストを受けたことを覚えているからだ。


3、4歳の親戚の子供を見ると、こんなに小さいころから記憶があるとは、はなはだ恐ろしいと思う。


目覚めが早かったからか、私の最初の反抗期は5歳の時であった。


理由は忘れてしまったが、母とけんかをして母の自転車を森に捨て、幼稚園の友人の家に家出をしようとしたのを今でも覚えている。


こんなにも早く自我が目覚めているとは親も思わなかったのだろうが、

私は子ども扱いをする親に不満を覚えていたのだ。

文字通り子どもだと思って、ふざけた説明やごまかしをするのがいつも気に食わなかった。


このようなすれ違いではこどもはまともには育たなかったのだろう。


子どもは誰でもテレビの世界に憧れるが、

私は5歳にして時代劇の悪党にあこがれを抱いた。

真似をして初めて真剣に怒られたのを覚えている。


しかし幼稚園児にして悪に目覚めたのは、

子ども扱いという一つの理不尽への抵抗であったのかも知れない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ