犯人探し
4人はアルグレートの部屋へ入る。
落ち着いた色で統一された部屋。
アルグレートの性格が出ているのか、きれいに整理整頓されていた。
本の並べる順番も、名前順に揃えてあるほどだ。
「ほら、好きに捜索すればいい。」
アルグレートは言った。
3人は本棚の本の間や、ベットの下など、隅々まで証拠を探した。
結果、アルグレートの部屋には、何一つ証拠はなかった。
「アルグレートは白ね。」
エーデルが言う。
「次は、俺の部屋か。」
アルグレートの次は、イージスの部屋であった。
4人はイージスの部屋へ向かう。
イージスの部屋は、正直言うと汚かった。
衣服が床に放り投げられているし、本も床に置いたままだ。
「お前の部屋、汚ねえな。」
アルグレートが顔をしかめて言う。
「え? 普通じゃない?」
イージスはけろっとして答えた。
「まあ、部屋が汚いのはいいとして、早く捜索しましょう。」
エーデルが皆に催促する。
イージス以外の3人は、部屋をくまなく探した。
アルグレートの部屋の時と同じように、得るものは何もなかった。
「ほら。俺は白だって。」
イージスが胸を張って言う。
「じゃあ、次は俺の部屋だな。」
ウォーズが自分の部屋へと向かう。
他の3人もそれに続く。
ウォーズが自分の部屋の扉を開け、中に入ろうとしたが、「ちょっとまて!」と叫び、ドアを勢いよく閉めた。
「なんだよ? なんか証拠になるものがあるんじゃないの?」
イージスが疑いの目でウォーズを見る。
「どうしたのよ、怪しいわね。」
エーデルが言う。
ウォーズは冷や汗をかいていた。
顔が真っ青になっている。
「おい。調べさせろよ。何か隠してんだろ。どけよ!」
アルグレートはそう言い、ドアを抑えているウォーズを押し倒し、部屋のドアを開ける。
「なんだよ……これ。」
アルグレートはドアを開けたまま、固まる。
「え、何よ。何があるのよ。」
「俺にも見せてよ。」
エーデルとイージスも部屋を覗き込む。
「ちょっとなによこれ!」
エーデルが叫ぶ。
ウォーズの部屋のベットの上。そこには、大量の札束があった。