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8* いやはや、急展開。

久しぶりの投稿です!

よろしくお願いします。

謁見室では、今ざわめきが止まない。

私達をこの世界に呼んだものに会わせてほしい。


別におかしな事ではない筈だ。


まぁ、昨日まで体のあちこちが痛いだとか聖女やりたくない発言から何故?

って思うだろうけど。


「自分が何故この異世界に来てしまったのか。誰が私達を召喚したのかその理由を含めて出来ることなら本人の口から聞かせていただけないでしょうか。」


まぁ、何故この世界に来たのかも、誰が召喚したのかも、私の場合は知ってるんだけど、ちょっと気になるんだよね。

そこまでして、聖女を召喚した者に。


「重ねてお願いします。一目だけでいいので会わせていただけないでしょうか。」


懇願するように、目をあわせる。

今は変装魔法で顔をかえているから見られても大丈夫だろう。

変装の魔法はかなり高度な魔法で、完成度によって表情や筋肉の動きが変わってくるらしい。

そうリディアは言っていたが、難なく変装をとげた私にリディアは愕然としていた。

本当に高度な魔法なのか?


因みに今の私は、目が細く唇が少し厚めの、鼻の周りのそばかすがある女性になっている。

客観的に見て何処にでもいる女性になれたと思う。


しかし、この魔法には欠点が2つあって、持続時間がそれほど長くなく、寝たり気絶したりすると元の姿に戻ってしまうことだ。


それだけでなく、特殊アイテム等を使うと


『よく、この短時間でそこまで覚えたわね。』


いやーなんといいますか、私この世界については何も知らないっぽいんだけど、魔法に関してはもう知識があるみたいで、・・・・・どこで覚えたのかなぁー?


『・・・・人間界の支配者。・・・・故・・か。』


まぁ。・・・・・・そんなことよりリディアにちょっと厄介な事を頼みたいんだけど。


『そんなことって、』


リディアはそういうと少しへこんだような顔をした。

そんなよくわからないことを言われても個人的には困るばかりなのだが。

それよりもリディアにはやってもらわないといけないことがある。


リディアー。


『何?』


○○○○○○○○○○○○○○○。


『何故?そんなことを?』


○○○○○○○○○○○○○○○○。


『っそんな。無理よ。やめなさい。不可能に近いだわ。そんな論理上の事。』


でも、そこを解決いないと結局なんの解決にもならないわけだし、リディアも何だかんだ言って知りたいと思ってるって私は考えているんだけど。


『そ、それは、知りたいは知りたいけれど。何故、』


あー。それは私がこの世界の風土や歴史、思想などについて全く知らないことが多いからということと、今回の召喚も何らかの背景があるんじゃないかって思って。


『召喚した本人がまともな人間だとはかぎらないでしょ。』


それは、そうだけどこちらの常識に目をつむれば知識量としてはこの世界の人々より優れていると思うし、何より何か小骨が奥歯につまった感じで上手く納得出来ないんだよね、私が。


『そう言うのを野次馬とか言うんじゃない?』


いや、一応私も巻き込まれてるっていえると思うし、まぁそれに私の知識と考えからすると、この違法な聖女の召喚は一体誰の許可を得ているものなのか。リディアの話からすると異世界に干渉することは神々でも難しいんでしょ。なら神々が行ったものではない可能性が高いのではないか。

それに加えて今までリディア達神々がそれに関する対策を何もしてこなかった何て事はないはず、というとこはリディアの管轄外だった可能性が高い。

どう?


『に近いわね。現実問題としてそんな簡単ではないから私を思っての事ならやめなさい。』


・・・・・了解。


『わかればよろし、』


「よかろう。すぐに手配しよう。」


「『えっ・・・・・・・・。』」


「「「「・・・・・・・・・」」」」


あ、あーー。


「も、申し訳ありません。まさか承諾していただけるとは思わなくて」


リディア。あの『社』。


・・・・・・・・。


『・・はぁー。無理しないように。』


そう言ったリディアの表情は仕方がないという風に目を細めていた。だけれど私はその目に宿ったリディアの思いにこの時はまだ気が付かなかった。

気づかなかったからこそ私はこの時の決断を後々後悔することになる。






「では、準備ができしだいすぐに使いのものをむかわせる。」


周りのざわめきが止まない中、国王が威厳のある声でそう言った。


最初の謁見では、人当たりの良さそうな声色だったのに対して今は声に重みがあり、やはりこの人は優しいだけの王様ではないのだと感じた。


初対面の時なんか、えっ?こんな人が王様?

イケメン俳優の間違いでしょと思ったぐらいだ。

『確かに。私も騙されてた。』


あはは。


「私の願いを聞き入れて下さったことに感謝を。」



その後、謁見室を出た私達は用意された部屋で紅茶を飲んでいた。


これでも美味しい紅茶をかなり飲んできた筈だが今頂いている紅茶も風味がよくとても美味しい。


が、どちらかというと何か食べたい。

いや、ついさっきベリーがたくさん入ったスコーンもついてきたんだけどリディアが涙うるうるで食べたいって言うから全部あげちゃったしなー。

先輩だった頃から甘いものには目がなかっかたけど元に戻ってからもそれは変わらないみたいだ。


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