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桜井マナの日常→非日常
人間界のとある県のとある町。
田んぼや山に囲まれてるど田舎でもなければ、高層ビルだらけの大都会でもない、緑と建物が丁度良いくらいにある普通の町並みだ。
ここの某中学校では、クラス決めをする為に新一年生は入学前に3教科の学力テストとスポーツテストを2日にかけて行う。
今日はその学力テストの答案返却と同時に、新しいクラスの初顔合わせでもあった。
教壇には担任の先生が、クラス分の答案用紙を名前を呼び一人ずつ返却してゆく。クラス内は喜びや残念がる生徒達で賑わっていると、担任の先生が見兼ねて咳ばらい1つで注意する。
「ほらほら、まだ配ってる途中だぞ。次、桜井」
担任がそう呼ぶと、真ん中の列の少し前の席に座っている彼女が立ち上がり、担任の前まで近づく。
「凄いな。国語と英語が100点なんてな。数学が惜しかったな」
「ありがとうございます」
彼女は答案用紙をすんなりと貰い、そのまま自分の席へと戻る。すると、その席の左隣にいた女子生徒、高嶺サキに人差し指で肩をつっつかれる。