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夜の灯火  作者: 隠居 彼方
第6楽章
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対峙 0



親愛なる「あしながおじさん」へ――



新年おめでとうございます。

年末年始、いかがお過ごしでしょうか。

私はブランシュ領で、いつものことではありますが、毎日のようにピアノを弾いています。

冬休みが明けると試験があるので、その勉強にもかかりきりです。

入学試験以来の大きな試験なので、今から何だか緊張しています……。


さて、先日は演奏会へ招待してくださり、本当にありがとうございました。

私の語彙では表現しきれないのが悔しいくらい、とても素晴らしい演奏でした。

そして、会うことは叶わないだろうと思っていたおじさんと、久々に直接言葉を交わせたことが、とても嬉しかったです。

ですが、おじさんと別れた後であんなことが起きて……、ご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。

多忙なはずの学院長先生も、そのことに関して冬休みの間にブランシュ領を訪れて下さり、色々と詳しい話をしました。

この手紙が届く際、学院長先生から直接お話を聞くことになると思いますが、どうかよろしくお願いします。

おじさんたちには迷惑ばかりかけてしまって……、本当にすみません。

フューラーさんにも、ご迷惑をおかけしてしまったことへの謝罪と、助けて下さったことへの感謝をお伝えください。


それでは――、新しい年も、全てが良いようになりますように!



テア・ベーレンスより――




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