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夜の灯火  作者: 隠居 彼方
第4楽章
17/135

重奏 0



親愛なる、テアへ――



前略


君の学院生活が楽しそうで安心しています。

私も学院にいた頃を思い出し、とても懐かしく思いました。

あの頃はとても楽しかった。

音楽を学べたのはもちろんですが、友人たちと色々やれたことが記憶に鮮明です。

今も毎日充実していますが、学院時代ほど何かに挑戦できたことはなかった。

けれど、さすがに入学して一ヶ月でステージに立つ、ということもなかったので、羨ましいような気持ちすらあります。

先日のサイガのリサイタルでの君の評判は、友人たちからもよく耳にしています。

とても素晴らしかった、と。

それを私も誇らしく思っています。

演奏会は君にとって、とても楽しく実りあるものだったことでしょう。

私もぜひ聴きに行きたかった。

公演で外国にいたのが悔やまれます。

ですが学院祭までには、何とか仕事を終えて、君の演奏を聴きに行けそうです。

君がパートナーと奏でる音を聴けることを、楽しみにしています。


草々



追伸

立ち寄った店で君に似合いそうなものを見つけて、つい買ってしまいました。

この贈り物を気に入っていただければ幸いです。




君だけの「あしながおじさん」より――




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