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魔王の娘  作者: とみー
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プロローグ

色々と初心者です。

ありきたりな設定で、ありきたりなストーリー。

暇潰しに、書いていきたいと思います。

この部屋で寝るのも、今日で最後だ。

そんな事を考えると、不思議と胸に込み上げてくるものがある。寂しさを感じるのは何故なのだろうか?

考えてみれば、物心がついたときからずっとこの部屋を使っている。なるほど、愛着が湧くのも当然だろう。


「さて、荷物の最終確認でもしようかな。」


明日、私はこの家を出ていく。

つい先週、私の育て親であり、同時に魔法の師匠であるクレネアから、ついに一人前と認められた。

私はクレネアに、独り立ちして大陸中をまわってみる事を薦められ、自らの魔法の道を極める為に旅に出ることにしたのだ。


クレネアはこの大陸でも最高峰の魔術師で、魔法を極めたとされる魔導士の一人である。

そんな彼女でも使えない魔術は沢山あるし、知らない魔法もまだまだある。

彼女自身も若い頃は、傭兵家業をしながら旅をして、魔法を磨いていたといっていた。


クレネアと同じ魔導士を目指すなら、見識を広めることは必須だろう。

それに、正直に言えばここ以外の世界に、とても興味がある。


ここは魔族達が住む魔都と呼ばれる場所で、他の種族が住まう場所とは、魔物がはこびるラーグ密林で隔てられている。

そのため、他の種族に関しては書物でしか見たことがない。


ちなみに、私自身は魔族ではなく、人間という種族だという。

8才のときに、「なんで周りの子供みたいに、私には角とか牙が生えないの?」とクレネアに聞いたところ、観念したのか事実を教えてくれた。


私は捨て子で、酷いことに魔物がはこびるラーグ密林に捨てられていたらしい。

それを拾ったのが魔族のクレネアだったのだが、魔族である彼女は人間である私を養子として育てることにした。

なんでなのかは、聞いても教えてくれなかった。


それを聞いても、別に私はショックを受けた訳ではない。むしろ、自身と周りの魔族の子供達との差異に納得したくらいだ。


自分の産み親に興味は無い。

私の親と師匠はクレネアだけでいい。


それでも、自分と同じ種族の生活は知りたいし、彼等の扱う魔法にはとても興味がある。


大陸には人間をはじめとして、エルフ、ドワーフ、獣人、人魚、天使などの色々な種族がいるらしい。


そして、種族によって得手不得手な魔法がある。

例えば、魔族は闇属性の魔法が得意だが、逆に光属性の魔法は苦手だ。

魔族であるクレネアも、光属性の魔法はほとんど使えないらしい。


ちなみに人間だけは、相性の悪い魔術が無い代わりに相性の良い魔術も無いらしい。

私は人間だから、光属性の魔法も使える筈だが、教えてくれる人がいないし、研究できる資料も魔都には無い。

やはり知らないことを学ぶなら、得意な人が集まるところで学ぶのが一番である。


まだ見ぬ魔術、まだ知らぬ知識が待っていると思えば、期待と興奮が旅立ちの不安を軽く凌駕した。

旅に出るには、充分な理由である。


荷物の確認を終え、私は寝床にはいる。

最低限の物しか持っていないのに、結構な量になってしまった。

半分くらいは携帯食料なので、密林を抜ける頃には荷物もすっきりするだろう。

たぶん。


さて、明日からしばらくは野宿になるのだ。

今日はしっかりと眠っておこう。

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