柊オズ
柊オズの視点になります。
――私(柊オズ)はエリートの家系に生まれた。私が中高一貫校の3年生の時に運命の出会いをした、それが飯田スカイ。一瞬にしてブラウンの瞳に好意を持った。同時に憎しみも。スカイは大した練習もせずにウォーパークで大人をからかうようにキルしていった。悔しかった……私こそが最強だと勘違いしていたのを思い知らされた。
私はGL中部支社に入社する前に父親から人口コントロールシステムの大まかな説明を受けた、増えすぎた人間を口減らしすると。最初は私も仕方のない事だと思ってた。でもスカイは違った。だから私も変わった。
私はスカイを手元に置いておく為にGLの下請け会社のサイバーエメリッヒにスカウトするよう圧力をかけた。まさかウォーパークを運営するサイバーエメリッヒから虫を使うとは……。スカイは虫を知っていた。私は下手な演技をしてスカイを導いた。事が上手く運び、虫を倒せると思った矢先に私は虫の陽動作戦に引っ掛かり、あえなくダイとなった。憑き物というトップランカーも孤軍奮闘したが2人対30匹では歯が立たなかった。
私はウォーパークの部外トップランカー達に状況を説明した。サトルというプレーヤーはヤル気満々だ。スカイとほぼ互角の力を持ってる。
そして、時刻が24時を回った。トップランカーから一般プレーヤーが次々とバイタルを登録してウォーパークⅩにインしていく。
「オズ部長、おひさ〜。ウォーパークⅩ、ワクワクしますね」
『佐久間!? 丁度良かった。衛生兵のアバターで登録して』
「嫌ですよ〜。僕は突撃班になります」
『ダメ! 説明すると長くなるから手短に言うと、衛生兵になって私を回復させなさい! これは命令よ!』
「はっ、はいー!」
私は佐久間に回復させてもらって状況を確認する。カニパンは生きてる。ヒューイとロックは撤退してきた。スカイ…………スカイが居ない!? 虫の数は10万匹まで増えた。何をやってるのよ、こんな時に! でも人間側は約100万人もエントリーした。その内、まともに戦えるのは1000人くらい。
一般プレーヤーは簡単にキルされて行動不能になる。
虫は2ヶ所に拠点を作り、採掘場を挟み撃ちしてくる。しかし、おかしい……虫同士でフレンドリーファイアをしてる。流れ弾じゃない。狙ってキルしてるようだ、仲間割れ……?




