表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/161

虫の女王


 俺は片っ端から、虫をキルしていく。人間側は離脱が2名、戦闘不能が4名。14人で1100匹を相手にする。状況は決して良くない。虫を60匹くらいキルしたが、更に増えていく。虫の強さはプロクラスだ、この数では簡単にはいかない。

「人間側が21人になった! 誰!?」カニパンが叫ぶ。

 バン! バン! グシャグシャ。「GL中部支社の柊オズよ」オズは虫を2匹キルした。

『カニパン、オズは俺より強い。大幅な戦力アップだ』

「スカイ、世辞はいい。今は目の前の敵に集中しなさい」

『了解! バラバラに戦っても勝算はない。拠点を設けよう』

「みんなにチャットするね。どこを拠点にする?」

 俺はマップを開いて確認する。

「スカイ、島の中央に虫の女王が居る。女王は今、バリアで守られていて行動不能。何か企んでるわ」

『なにそれ……それなら、すぐには動けないかな? ここ船着き場から北東の採掘場にしよう』

 詳しく話を聞くのは採掘場に着いてからだ。

「虫に取られる前に移動だね。動ける人にチャットするよ」

 俺達は警戒しながら団地、一軒家、集落を抜けて採掘場に着く。ここは北と南と南東に平屋の建物が連なっており、休憩室が複数、火の見櫓などもある。まだ誰も来てない。

『オズ、どうして虫が人口縮小計画だって判った?』

「ハッキングしたのよ。スカイがウォーパークⅩの質疑応答の時に人口縮小計画だと言ったから調べていたの」

『クラッキングだろ。GLに背いてるし、クビになるぞ?』

「私の事はいいわ。それより、GLが人口縮小計画を始動させたのは事実。止めなければ」

『それと、虫の女王ってなんだ?』

「虫の末端まで統括するボスよ。…………虫の被害が報告されたわ」

『どんな被害だ?』

「服役中の受刑者がGLに繋いだ瞬間に寿命を剥奪されたみたい」

『俺も前科持ち……他人事じゃないな』

「GL関係者は無事だけど、それでも世界の秩序は大きく乱れる。ここ、日本を中心に」

『外国人のトップランカーはどうなってる?』

「明日にならないとログイン出来ない。……誰か近付いてくる」

 バサッ。草むらから3人のアバターが現れた。

「人間側の拠点はここですか?」

『ああ、そうだ。この採掘場なら守りは固いし、虫の女王をすぐにキル出来る』

「ちょっと待て! ハンドルネーム、スカイだと!?」

「スカイ君と知り合いなの? ロック」

『何!? ロックだと!?』

「よう、久しぶりじゃないか、スカイ」

『ヒューイとロック、プロゲーマーになったのか!?』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ