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始まった、コードネーム虫


「スカイ、チュートリアルの敵はロボットよ。20人で協力して撃破してね…………待って!」

『どうした?』緊急事態か!?

「虫って何!?」

『何訳の解らないことを言ってるの? 虫は俺達の事なんでしょ』本当は人口縮小計画だろうけど。

「虫はネット上のプログラムだって…………何よこれは!? 今、入った情報によると、本当に人口縮小計画みたい! 寿命2年以下の底辺労働者を狙うって…………」

『オズ! 虫を止めろ!』やはり、人口縮小計画だったか。

「無理よ! ウォーパークⅩと同時にGL中に拡散していくわ」

『まだ配信前とは言え、GLと繋がってるか。一般人への被害は?』

「出てないと思う。一旦ログアウトして」

『分かった。警察に協力を要請する』

 俺はログアウトする。頭が痛い……。虫を止めなきゃ! カケ造じいちゃんとジャックに連絡をしなくては。まずはジャックだ。ウェアラブル端末で電話を掛ける。

「どうした、スカイ。急用か?」

『虫はGLが開発したプログラムだよ! 人口縮小計画は本当だった!』

「実害は出てるか?」

『じっ……実害?』

「とりあえず、落ち着いてくれ。虫は動き出したんだな?」

『あっ……ああ』

「それで、どんな手段なんだ?」

『金持ちから搾取するとは言ってたが、仲間のGL社員は弱者を狙うシステム……プログラムだって』

「分かった、警視庁にコンタクトを取ってみよう。世界政府、国連、アメリカを敵に回す勇気があるかどうか」

『頼んだぞ!』ピッ。

 俺は次にカケ造じいちゃんに電話を掛ける。ピッ。『じいちゃん、大変だ! 虫が動き出した!』

「スカイ、本当か!?」

『GLを使って底辺労働者から搾取するみたい』

「スカイが止めるんだ、お前だけが頼りだ! 戦え」

『分かった、やってみる』ピッ。

 俺はふと我に返る。虫をどうやって止めるんだ? 戦う? どうやって? オズから詳しく聞けばよかった。

 俺は再びGLにログインする。しかし、ウォーパークⅩの戦争テーブルに強制移動させられる。

「危ない! 後ろ!」

 俺はアームテンタクラーのシールドが自動で開き、銃弾を防ぐ。撃ったのはロボット……ゆうこソックリだ。

『カニパン、サンキュ』カニパンは見たこともないライフルでロボットを撃ち、破壊する

「あれが虫だよ」

『AIか!?』

「今現在、1000匹まで増殖したよ」

『コイツらが寿命を搾取するのか』

「今夜が山だよ」

『何で?』

「明日になれば、サイバーエメリッヒ以外のトップランカーもプレーに入れるから。それまで持ちこたえて!」

『20人対1000匹か……面白い、やってやろうじゃん』

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