表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/161

ストーカー


 俺はウインドウを閉めてGTRを発進させる。交通課の警察官って何で態度がでかいんだろ? やな気分だ。

 俺はアパートに着き、GTRをゆっくりじっくりバックで駐車場に停める。無事に帰ってきた。

 俺は自分の部屋に入ると、ゆうこは先に帰ってきたようだ。

『スカイ様、お帰りなさいませ』

『新しいバッテリーの具合はどうだ?』

『新品ですのでスゴい調子が良いです。全身にパワーがみなぎります』

『ゆうこはキュアー専用だろ? アハハ』

『お母様には会われましたか?』

『いや、家に居なかったよ。もう一度電話してみよう』俺はウェアラブル端末で通話を再び試みる。

「ピー…………ピー…………現在この端末の所有者は存在しません」ブチッ。

『…………どういう事だ!?』

『スカイ様、大変です。お母様は圏外に行った可能性があります』

『何で……? どうして……? カミユも圏外に逃げた。圏外に何があるっていうんだ。ゆうこ! 衛星画像で近くの圏外をパソコンに映してくれ』

『……パスコードが必須です』

『パスコード!? 政府の閲覧制限か。母さん、無事だといいけど…………そうだ! じいちゃんに相談しよう』

『カケ造様は京都に出向しています』

『いつ帰ってくる? スケジュールは?』

『今日の夕方のリニア便で帰られます』

『くっ! それならジャックに……』

 ピピピ。俺のウェアラブル端末に通話が来る。誰だ、こんな時に!

『もしもし、どちら様?』俺は半分キレ気味に電話に出る。

「スカイ、久しぶり…………」

『メルか? 今は忙しいから手短に』

「古い車を買ったのね」

『それがどうした?』何で知ってるんだ!?

「学校を退学になるくらいだもんね、私の寿命を分けてあげようか?」

『要らない。そういや卒業式は終わったのか? 寿命の話を出来るってことは』

「私は25年あるの。スカイは数年でしょ? 無駄遣いしたら、すぐに死んじゃうよ」

『大丈夫だよ。それより俺の母さんの行方知らない?』

「行方って……今朝会ったよ。知らない男の人と一緒に出掛けたよ」

『メル…………お前はストーカーか?』メルが知らない男……誰だろう?

「私がストーカー!? バカ言わないでよ! ストーカーは別に居る」

『今、俺のアパートの前に居るだろ?』

「そっ、そうだけど、スカイが心配で……」

『晴れてプロゲーマーになったんだ。資産の事なら心配ご無用。帰ってくれ』

「嘘ばっかり! 簡単にプロになれるわけないでしょ!」コイツ……“ホンモノ”だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ