忙しい1日
俺はログアウトして、カケ造じいちゃんにメールを送る。【警察の人が例のチップメモリーの事で話したいってさ。信用できる人だから。今日は大丈夫?】
10分くらいして返信が来た。【分かった、ワシの家に連れてきてくれ】
【了解】と返して、次にジャックにメールを送る。【カケ造じいさんと連絡が着いた。迎えに来てくれ】
ジャックからすぐに返信が来た。【今は自宅だな? パトカーで拾いに行く】
俺は駐車場で待つ。数分後、アパートに1台のパトカーが来た。
『スカイ、待たせたな』ジャックとゴンゾウがパトカーに乗っている。
『じゃあ行こうか』俺はウェアラブル端末のチップメモリーを確認してから、パトカーの後部座席に乗り込み、シートベルトをする。
『自動運転、飯田カケ造氏の自宅まで』ジャックが車に話し掛ける。
「了解しました」
15分程してカケ造じいちゃんの邸宅に着き、パトカーから降りる。
『こんな山奥に住んでるんだね〜』ゴンゾウは興味津々って感じだ。
『白木さん、うろちょろしないで下さい』ジャックが制止する。
俺はインターホンを押して『じいちゃん、スカイだよ。警察の人を連れてきたから』
「…………スカイ、入りなさい。鍵は開けてある」
俺達は玄関から土間に入る。
『いらっしゃい。ワシが飯田カケ造だ』カケ造じいちゃんは和服を着ていた。
『初めまして、中部警察署のジャック・來夢警部補です。こちらは白木警部補です』
『スカイに渡したチップメモリーの事で来たんだろう? 堅苦しい挨拶は抜きにしよう』
『早速ですが、コードネーム虫について詳しく教えて下さい』
『まあ、3人とも座りなさい』
『はい』俺達は土間の段に腰掛ける。
『カケ造さんよ、虫ってのは想像の産物か?』
『いや、違う。詳しく話そう』




