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15年落ち


 俺はウォーパーク2のトップリーグを観戦する。1対1の個人戦で一軒家のショートステージだ。サトルってユーザーが圧倒している。20キル対3キル、トップリーグでもここまで差が着くのか。相手のガイキチヒロって奴が弱いだけかな?

 結果はサトルが35キル、ガイキチヒロが4キル。サトル……確か6年前のジュニアオリンピックに参戦してた奴か。また、対戦してみたいぜ。

 俺は次にマップのページを開く。一番近い車販売店は32番フィールドの東側だ。

 俺は移動する。通路の両サイドに各メーカーの正規ディーラーがズラッと並んでる。

 俺はそこを通りすぎて中古車屋に入る。

「いらっしゃいませ」スーツを着た男性アバターが応対してくれた。

『スカイラインが欲しいんだけど』

「かしこまりました。中古のスカイラインとなりますと第3期復刻版R32スカイラインGTRのVスペックⅡがオススメですよ」

『ほう、いくら? 状態は?』

「15年落ちですが、色はブラックパールメタリック、ガソリンエンジンと電気モーターのハイブリッド、1オーナー、無事故、禁煙車、傷凹みは目立たない程度、走行距離約30000キロメートルです。お値段コミコミ2500万円か、寿命なら6年2ヶ月13日でどうでしょう?」正直、良い玉だ。街の販売店じゃ見付からないだろうな。流石はGL。

『高いな。寿命で払うからキリの良いところで』

「頑張らせていただきます。少々お待ちを」店員はカウンターの奥に行った。

 俺は待ってる間に展示されているCGの車を眺める。ここにあるのはどれも復刻版のスポーツカーや軽自動車だ。

『まだか〜?』オズ部長は話を通してくれてないのかな?

「お待たせしました。お客様、バイクの免許はお持ちですか?」

『持ってるよ』

「オーバーオール済みの復刻版NS1を付けて占めて6年2ヶ月15日でどうでしょう?」

『う〜ん。よし! 買うよ』うまいこと乗せられてるのかな? 商売上手め。

「ありがとうございます。では読み取り機に左手をかざして下さい」

『分かった』ピッと支払う。

「えーと、飯田スカイ様。ありがとうございます。車とバイクは自宅に納車しますか? それともアパートに?」

『アパートでいいよ。どれくらい掛かるの?』

「早ければ今日の夕方には納車できますよ。1ヶ月間乗ってお気に召さなければ返品も承ります」

『そうか。まあ、いいだろう。じゃあ落ちるから』

「はい、お気を付けて」

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