表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/161

寿命108年と契約書


 俺はログアウトして、左の手のひらを見る。【108年7ヶ月と6日3時間40分】十分だな。

 数字を見ながらニヤニヤしてると、ウェアラブル端末にメールが入る。ジャックからだ。【一度、飯田カケ造氏と話したい。明日会えるかい?】

 俺はすぐに返信する。【明日は野暮用がある、その後ならいいよ。それとデイビットはどういう教育を受けてきた!? 口の聞き方がなっとらん】

【分かった。その野暮用が終わったら連絡をくれ。デイビットの事は済まないね、幼い時に母を亡くし甘やかして育てたから、ひねくれちゃったのかもね】

――さて、寝るか。

 次の日の朝、リビングに行くと、ゆうこが朝ごはんを作っていた。

『スカイ様、おはようございます』

『ゆうこ! ついにプロ契約するぞ!』

『おめでとうございます。スカイ様のスペックなら当然ですね』

『ところで、じいちゃんのスケジュールは?』

『今、カケ造様は軍のネット会議で相談役をされてますよ。午後なら会えると思います』

『丁度いい』

 俺はゆうこの手作りしょうが焼きを定食を食べて、GL中部支社にメールを送る。【飯田スカイと申す、昨日、サイバーエメリッヒ社の多田という人にスカウトされた。柊さんを出してくれ】

 すぐに電話が掛かってきた。

『もしもし、GLの人?』

「スカイ……おはよう」

『やっぱりオズ部長だな? 情けなんていいのに』

「私の差し金じゃないわよ。GLにログインして。形式的なものだけど契約書を書いてもらうから。32番フィールドの会議室に来て。私とスカイしか入れないわ」

『分かった。すぐに行く』

 俺はGLにログインする為に奥の部屋に行く。1人と1機じゃ100平米の3LDKは広いな。1階だから安いけど。

 俺はGL筐体に座った時にメールが入る。メルか……。めんどくさい奴め。【昨日一緒にいた女は誰?】メルの奴、何を言ってるんだ?

【今、忙しいから】と返信する。

 俺はログインして、指定された会議室に行く。

 ドギマギしながら入ると1人の女性アバターが居た。「遅いわよ、スカイ」

『オズ部長……?』

「部長はやめてって言ったでしょ?」

『悪い悪い、つい癖で』

「詰めの契約をするわよ」オズ部長は数枚のページを俺の目の前に飛ばす。

『これが契約書?』

「隅々まで目を通してね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ