表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/161

チップメモリー


 俺とカケ造じいちゃんは車で出発してカケ造じいちゃん宅に着く。すっかり深夜だ。

『スカイ、書斎にあるGL改造筐体で寿命を譲渡する。覚悟はいいな?』

『勿論。政府の陰謀を暴いてやろうじゃん』

 俺達は書斎に入る。相変わらず、雑然とした部屋だ。

『GLにログインする前に、100年という寿命は額が大きすぎる。生前贈与となると50年分は贈与税を払わなきゃいけない。これも世界政府の人口コントロールだ』

『贈与税で半分も持っていかれるのか。もったいないな』

『だからこそ、改造筐体を使うのだ』カケ造じいちゃんは2台ある内の1台に座る。

『俺は何をすればいいの?』俺はもう1台のGL筐体に座る。

『ログインしたら山羊箱のテーブルを作る。左の箱を開けてくれ。それに寿命100年分を賭けておく。間違っても右や真ん中の箱を開けるんじゃないぞ? 即死するからな。開けるのは左の箱だからな』

『なんかドキドキしてきた、アハハ。足は着かないの?』

『その為の改造筐体だ。先にログインするぞ』カケ造じいちゃんはプラグを挿して目を閉じる。

 俺もGLにログインする。そこはテーブルが1つだけの小さなフィールドだ。

「スカイ、テーブルは作ったぞ。あとはお前の勇気だけだ」

『分かった』俺はテーブルに着く。

「ルールは解るな?」

『ああ、3つの箱の内、1つだけ山羊が入ってる箱を当てるヤツでしょ?』

「そうだ。よし! 行け!」

 俺は左の箱を選び開ける。「メェ〜」良かった〜、山羊が入ってた。じいちゃんが嵌める訳ないけど簡単に人の命がギャンブルによって生き死にを決めるなんて……政府は危険だな。

「じゃあ、ログアウトするぞ」

『うん』

 俺達は現実世界に戻ってくる。

『そういや、じいちゃんの残り寿命は?』

『残り20年くらいだよ。ワシはもう疲れた。長生きしすぎた』

『そんなこと言わないでよ』

『ワッハッハ。このチップメモリーを持っていきなさい。世界政府の“汚職”が記されている』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ