ひき逃げの真相
俺はコンポタとコーラと紅茶とミックスジュースを買う。すると、『スカイじゃん、たくさんジュース買って、飲みたがりだな』この声……ヨウヘイ……。
『ヨウヘイ、1つ気になってたんだけどさ』
『何?』
『わざわざ出頭しなくても捕まることなかったんじゃない?』
『それが匿名で事故を起こした事をバラすってメールが来たんだ。証拠は隠滅したんだけど、ちょっと怖くなって』
『ふ〜ん』この野郎、反省の色は全く見せていない。熱々の鉄板を思い出す。
『GL部の後輩に森って居るだろ?』
『ああ、迷惑メールで困ってる奴だ』
『僕にメールを送り付けてきたのとパターンが似てるらしい』
『それなら警察に協力しろ、じゃあな』俺はバッグにペットボトルを入れ、部室に戻る。
『スカイ、遅いわよ』
『オズ部長…………』聞くか? 聞かないか!?
『何よ、言ってみなさい』
『殿岡ヨウヘイのことをどう思ってる?』
『痛い思いはしたけど、後遺症もないし、殿岡は罰も受けた。気にしてないわ』言い方からして強がりではなさそうだ。良かった。
『そっか』
『それだけ? 早くコンポタを出しなさい』
俺はなんだか安心した。オズ部長にコンポタとお釣、佐久間先輩にコーラ、宍戸に紅茶を渡す。
佐久間先輩はコーラを一口飲み『あっ、部長、ゴチになりま〜す。次の大会は来月下旬だよ。そろそろ3対3で出るか1人で出るか決めないと』
『1人だな』俺は即答する。
『分かった。部長、今年はスカイ君1人でエントリーしましょう』
『待ってくださいよ。僕と森だって、もっと練習すれば……』
『ダメよ、宍戸。最低でも勝率9割じゃなきゃ予選トーナメントで敗退するわ。努力でどうこうなるレベルの話じゃない。別の道を模索しなさい』
『そんな〜……』
『安心しろ。俺が1人で出て優勝すれば、寿命を得られる』
『寿命の事より大会に出たいんです』
『宍戸君はシューティングゲームに向いてないのかもね。試しにハイパーテオブロマをやってみたら?』
『それって古いゲームですよね。オワコンじゃないですか?』
『まあ、人気はウォーパークの半分ってところだね』




