迷惑メールを送ると死刑
俺は自宅に着き、玄関のドアを開け『ただいま〜』と声を掛ける。
すると『スカイ、ゆうこ、近山さんちのバーベキュー大会は楽しかった?』母さんがリビングから来た。
『懐かしい人が居たよ。それと、脅迫、減命、殺人未遂の奴らまで居たよ』
『ちょっと! なにそれ、どういう事!?』
『メルは強請。ツヨシは俺がチートしてる事を意図的にバラした。ヨウヘイは車を手動運転にしてオズ部長を殺そうとした』俺は全部言ってみた。
『嘘でしょ!? 皆、仲が良かったのに。詳しく話して』
母さんには心配させまいと3年前の事は伏せていた。
――俺は全てを話して母さんの反応を見る。
『スカイが不正行為をしたのはダメね。それにしても、メルちゃんもツヨシ君もヨウヘイ君も酷いわ』
『俺は18歳の時に支給される寿命が僅か数年らしい。でも大丈夫だから、バーチャルリアリティーゲームはかなり強いから自分で寿命を稼ぐよ』
『ダメよ! GL依存症なんでしょ?』
『軽度だから、もう治ったよ。心配ご無用』
俺は自分の部屋に戻り、GLにログインする。ウォーパーク2を早くやりたい! 母さんは戸惑ってたけど、まあ、大丈夫だろう。
『…………あ゛っ!』ウォーパーク2がメンテナンス中だと!? 不正でもあったかな? 仕方ない、ログアウトしよう。
ピピピ。「スカイ先輩」ボイスチャットが来た。
『森じゃないか。なにやってる? お前も帰るところか?』
「スカイ先輩、助けてください……」
『どうしたんだ? 言ってみろ』胸騒ぎがする。
「僕のウェアラブル端末に迷惑メールが届くようになって……」
『迷惑メールだと!? 発信元は?』
「GLを介してるようです」
『迷惑メールは画面に映ってるか? いつから来るようになった?』
「はい…………さっきGLにログインした時から……今も来ました……どうしたら……」
『意図的な迷惑メールのスパム行為をしたら、ほぼ死刑。警察に通報しろ』
「分かりました。ログアウトして警察署に行ってきます」森はログアウトした。俺もログアウトする。
何か力になれることは……『ゆうこ、迷惑メールのトラッキングとか出来る?』
『スカイ様、私はキュアー専用です。しかし、できるだけのことはします!』




