人任せ
俺は手頃なテーブルを探す。一撃死ルール……これには慣れないとな。おっ、一撃死ルールでフレンドリーファイアなしか。60人対60人、面白そうだな。早速、エントリーする。
パッと画面が替わり、砂漠の廃墟郡のステージだ。たくさんのエキストラキャラが居てエリアの内外でドンパチをやっている。空爆もされる。爆風に当たるとダイになるのかな? 武器はハンドガン、サブマシンガン、アサルトライフル、スナイパーライフル、スタンガン、手榴弾の約50種類の中から3つ選ぶシステムだ。俺はアサルトライフルとスナイパーライフルと手榴弾を選択した。
「3、2、1、スタート!」
俺はまず、敵陣に突進する。100メートルくらい離れた位置からスナイパーライフルに持ち替え、胴体を狙撃する。4人をキルしたが、アバターの体のどこに当たってもダイになるのは、こっちも危険だ。
――30分後「タイムオーバー」
結果は1800キルを超えた。ダイは11回。初めてウォーパークをプレーした時を思い出すな。しかし、ウォーパーク2は撃たれても痛みを感じない。脳負担軽減の為かな?
俺はログアウトして現実世界に戻ってくる。宍戸と森も現実世界に戻ってきた。
『2人とも、戦績はどうだ?』
『僕は72キル18ダイです』森はまあまあだな。
『自分は110キル67ダイです。スカイ先輩はどうでした?』宍戸は攻防のバランスが悪いな。
『1807キル11ダイだよ』
『スゲー! スゲー!』
『やっぱ、スカイ君は強いね。今の力なら部長すら軽く凌駕するだろう』
『後輩2人には悪いが、大会は個人戦で出るよ』
『そんな〜』
『自分、頑張りますから、3対3で出ましょうよ』
『それなら、せめて勝率を9割以上にして』
『頑張ります!』
『まあまあ。スカイ君、ムチャ言うなよ』
『でもそれくらいの力がないと上位には食い込めないよ? オズ部長と佐久間先輩は18歳だからジュニアオリンピックには出られないし。丁度良いのは俺しか居ない』
『スカイ君の弱点は統率力がないところだね。柊オズが卒業したらスカイ君が部長だよ?』
『森、宍戸、じゃんけんで勝った方が部長やれ。一年生の勧誘もやれ』
『嫌ですよ〜』
『スカイ先輩、頼みますよ〜』
俺は部長なんて柄じゃない。オズ部長のようにはなれない。




