懐かしいアナウンス
『オズ部長の家って豪邸だよね。俺には教えてくれないけど、親はどんな仕事をしてるのかな?』佐久間先輩に聞く。
『これはカミユ先輩から聞いた噂話だけど、GL日本中部支社の幹部らしいよ』
『GL関連の仕事はトップシークレットだからかな?』
『それなら尚更、ひき逃げ犯が捕まらないのがおかしいよね』
宍戸と森はGLにログインしようとする。
『ちょっと待て、何をやってる?』
『ウォーパーク2ですよ〜』森が言う。
『対象年齢は何歳だ?』
『12歳からだよ。脳への負担をかなり軽減されてるみたい』
『大会に出られるのか?』
『街規模の大会なら出られるよ』
『…………仕方ない、鍛えてやろうじゃん』
『お願いします!』
俺達3人はGLにログインする。
「こちら佐久間。GLの32番フィールドに体験版がある。行ってみて」
『分かった』
俺達3人は言われた通りの所へ行く。まだ配信10分前だってのに2000万人くらいのユーザーが集まってた。大半は日本人だ。
「スカイ先輩、どうします?」
『どうもこうも、取り敢えずは仕様の確認だ。俺がテーブルを作る』
ステージは新規の工場エリアにして、レッドチームに俺1人、ブルーチームに宍戸と森を招待する。体験版だからルールはおまかせになる。
ステージはリアルな旋盤などが並んでおり、遮蔽物が多い。
『宍戸、森、取り敢えず戦ってみよう』
『分かりました』
『了解です』
「3、2、1、スタート!」懐かしいアナウンスだ。なんかワクワク感が戻ってきた。
画面は特に変わった所はない。左上に気配を示すレーダーが新たに着いてるくらいだ。
正面にレーダー反応!? ダダダダ――! 俺は森のアバターをヘッドショットする。続いてじっくり攻めてきた、宍戸のアバターの胴体を後ろから撃ってみると1発でキルできた。ウォーパーク2は一撃死ルールか!? わざわざ頭を狙う必要はないな。俺はすぐにコツを掴む。
10分後、結果は51対0で圧勝した。
「やっぱ、スカイ先輩は飛び抜けて強いですね」
『お疲れ。感覚は掴めたか?』
「はい!」
「大体は」
『よし。バラで本ゲームをプレーしてみよう』
「分かりました」
『変なバナーを押すなよ? アバターも初期設定で行け。30分後にログアウトな』




