(第5章)3年後
――俺はメルとツヨシが結託してると考えている。だから、極力関わらないようにしていた。部活ではカミユ先輩が作った、バッタもんウォーパークで腕を磨く。チートのペナルティとして2年間もあらゆる大会に出られない。
――3年後、俺は15歳になる。カミユ先輩は卒業して、オズ部長と佐久間先輩は6年生になった。2人は来年になったら寿命が支給されるが果たして……?
カミユ先輩は寿命7年しか支給されず、大学の奨学寿命で食いつないでるみたいだ。
俺にも後輩ができた。宍戸と森の2人。ゲーセンのVRサバゲーで100連勝したらしい。仮ウォーパークで俺対2人のハンデ戦をやったが全く相手にならない。2人は弱かった、先が思いやられる。
――まだオズ部長を跳ねた車は見付かってない。まるで警察に圧力がかかっているかのようだ。
――俺はテスト以外の日は通信で授業を受けて、部活は自宅の筐体でやってた。引きこもりだ。
せっかく15歳になったのにウォーパークが終わったら意味がない。俺は次第にGLにログインしなくなった。
夜、俺はなんとなく家でパソコンを使い、雷電為右衛門の事を調べてた、そんな時にオズ部長から通話が来た。「スカイ、いい知らせよ」
『宝くじでも当たった?』
「それなら良いんだけどね。ウォーパーク2が配信されるわ」
『マジで!? 本当に? 知らなかった』
「最近、GLにログインしてないのね。明日は部室に顔出して。宍戸と森の強化を頼むわ」
『めんどくさい。部長、ファイト』
「いいから、明日は来なさいよ」ピッ。
次の日の朝、今日は土曜日だ。俺はサッカー部の部室に行く。
『スカイ先輩! お久しぶりです』部室には宍戸1人が居た。
『よっ。元気だな、宍戸。ウォーパーク2はいつから配信されるんだ?』
『今日の8時からですよ。楽しみですね〜』
ガチャッと部室のドアが開き、佐久間先輩と森が入ってきた。
『皆、おはよー』
『おはようございま〜す』
『あれ? オズ部長はまだ来ないの?』
『警察署で事情聴取だってさ』
『なんだ。ひき逃げ事件に進展でもあったかな? 連絡してくれればいいのに』
『スカイ君だからだよ』
『どういう意味?』
『スカイ君はそういうところが鈍いね、ハハハ』




