犯人は……?
結果は7対4。勝った!
パッとフィールドに戻る。佐久間先輩は「3人ともお疲れ様です。1度も負け越しせずに常に主導権を握る戦いぶり、マジで優勝できますよ」
「さて、皆、現実世界に帰ろう。明後日から本選だ」
俺達は現実世界に戻ってくる。『ふぅ〜、疲れた』
『皆様、お疲れ様です』チート監査員のトウコさんだ。
『トウコさん、金メダル取ると寿命を何年貰えるの?』
『そうですね〜、MVPや敢闘賞、殊勲賞にもよりますが最大で200年ですよ。それをチームで分けます』
『1人50年ね、平等に分けるわよ明日は脳を休めて』オズ部長は能力主義だと思ってたけど、違うようだ。
俺はどこからチートしてる事が漏れたか調べないといけない。……ゆうこか!? メルじゃないな。
『では明後日の13時までに集まって下さい。それと明日はウォーパークにログイン出来ませんので』
『皆、遅れないで来るのよ』
――俺は急いで自宅に帰る。ゆうこの奴、とっちめてやる!
俺は玄関のドアを開け『ゆうこ! どこだ!?』と叫ぶ。
『スカイ、どうしたの? ゆうこならドックから帰ってきて部屋に居るわよ。それより、お昼ご飯は?』
『後で! ゆうこがジュニアオリンピックの足を引っ張ってる』
俺は自分の部屋に行く。『ゆうこ! よくも!』
『スカイ様は15歳……12歳? 解りません。なぜ、嘘を吐くのですか?』
『このポンコツ! ぶっ壊すぞ!?』
『話し合いましょう』
俺はフッと我に返る。AIを破壊するのは重罪…………チッ! 心の中で舌打ちをする。
『俺が12歳だって誰に話した?』
『カケ造様とお母様に言いました』
『ハナッから知ってるじゃん。その2人は』チートが漏れたのは、ゆうこが原因じゃない……? そうなると…………。
『私の容疑は晴れましたか?』
『あっ、ああ、なんとなく』
『犬耳と尻尾はどうでしょう?』ゆうこは耳と尻尾を動かす。
『やっぱ気持ち悪いな。またドックへ行ってノーマルに戻してもらえ……』待てよ? ドックで漏れた? いや、そんな事はない。ドックはハードの修理修繕をするだけだ。ソフトには滅多に手を着けないはず。
残るは…………。




