フレンドリーファイア
8対8…………イーブン。延長戦か!?
『この場合どうなるの?』
「スカイのバカ! もう!」オズ部長が怒ってる……。
プレーヤーはフィールドに戻る。
俺個人への専用ボイスチャットが来た。「強いですね。チームサドルの主将のサトルです。今年こそは優勝したかったけど、そう簡単にはいかないですね」
『どういう事? 戦績はイーブンじゃん』
「知らないでやってたんですか? フレンドリーファイアは0.5人扱いですよ。つまり、7.5対8。チームオズと愉快な仲間達、君達の勝ちです」
『まっ、マジか……ドキドキさせやがって』
「君達が次に当たる“ミルク”ってチームには気を付けて。セコい手を多用するらしい」
『戦い方にセコいも何もない。突撃あるのみ!』
「ハンドルネーム、スカイ君。試合を楽しんでるのが伝わって来たよ。しかし、次は君が思ってるような楽しい戦いにはならないかもしれない」
『どういう意味?』
「ミルクは3人固まってスナイパーライフルと手榴弾しか遣わないよ」
『こっちの戦い方に引きずり込んでやるよ』
「君らは飛び抜けてる感じがする。もしかしたら優勝できるかもね。では」
『情報ありがと。必ず優勝してやるよ』
「スカイ、誰と話してたの?」
『去年の銅メダリストだよ。次に当たる、ミルクってチームはスナイパーライフルと手榴弾を多用するらしいよ』
「そんなのねじ伏せてやるわよ。あとでフレンドリーファイアについて話し合いましょうね」オズ部長、なんか怖い、アハハ。
「まあまあ、部長。落ち着いて。あと、1勝で本選ですよ」
『流石、シード。もう本選か』
「次に当たる、チームミルクに要注意だね」
『トーナメントだけで良かったのか悪かったのか』
「もっと戦いたいけど、優勝もしたいってところ? 欲張りだな〜、ハハハ」カミユ先輩は緊張してるように感じた。
「取り敢えず、次の試合に勝てば1日挟んで決勝トーナメント進出よ」
「本選に出るだけで数年分の寿命が上乗せされる。18歳問題が吹き飛ぶ。皆、頑張ってね」
『うん、任せて』
すると、「ねえねえ、君達がオズと愉快な仲間達のスカイ君?」と俺個人への専用ボイスチャットが来た。
『そうだけど、何か用?』ファンでもできたかな?
「話したいことがあるんだけど」女性アバターのユーザーが言った。
“チートを使ってるでしょ?”…………その一言で話は始まった。




