表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/161

アイデンティティー


 俺は部室で佐久間先輩から貰ったドーナツを食べてると、オズ部長とカミユ先輩が入ってきた。

『あ〜、ドキドキしたわ』オズ部長はちょっと憔悴してるように見えた。サバ読みチップがバレたら人生オジャンだ。

『いいかい? 佐久間、スカイ君。監査員が居る間はスカイ君は三年生を装ってね』

『りょ〜か〜い』俺は軽い返事をするが、よくよく考えてみれば、チートで出場とか大博打だな。

『この作戦の要はスカイよ。今から30分、ハイリミットで特訓ね』

『ハイリミットのテーブルは大人ばかりだ。しかし、大会にエントリーした他校のチームと当たる可能性もある』

『俺が軽くノシてやるよ』

 俺達4人はウォーパークにインする。佐久間先輩は観戦だ。

「スカイ、あなたの戦績にダイ1回ってあるけど、いつ負けたの?」ボイスチャットが来た。

『昨日だったかな〜? 一昨日だったかな〜?』俺は内心、ドキッとした。ウォーパークをプレー禁止になってる時だ。

「全く! あれほどオーバーワークはダメだって言ったでしょ!?」

『ほんの数分だけだよ』

「まあまあ、2人とも。それより部長、テーブルを決めて下さい」

「仏の顔も三度までだからね」

『りょ〜か〜い』また軽い返事をする。

「……3対3のテーブルが多いわね」

「ジュニアオリンピックのシーズンですからね。大体他校生でしょう」

「ここからはユーザーネームをオフにしてよ。他校に手の内を探られない為に」

「分かりました」

『ところで、皆は何で初期アバなの?』俺は周りを見渡す。

「スカイ君、下手にアバターをいじると狙い撃ちされるよ。初期アバに戻しなよ」

『囮になるからいい。航空自衛官のユニホームは俺のアイデンティティーだ』俺は父さんの手向けに今出来る事を真剣に取り組もうと思う。

「スカイは中距離の間なら自由にやっていいわよ。私とカミユ君でフォローする」

『分かった』

「3対3で17連勝してるチームがエントリー待ちですよ」

「時間は20分、合計キル15回制……手頃ね。エントリーするわよ」

 パッと画面が変わる。一軒家だ。俺が初黒星を付けられたステージ。

「3、2、1、スタート!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ