代償
俺はメルをスルーしてウォーパークⅩにログインする。そこはカオスだった。プレーヤーと虫が入り乱れて戦ってた。
俺は落ちていたターボランチャー、ターボガンや弾をを拾う。
『誰か応答しろ! 何事だ!?』
「すっ、スカイ様…………虫の女王に数千発のターボランチャーをお見舞いしたら、ぶちギレたのか、採掘場に総攻撃を仕掛けてきました」
『女王を倒したのか? 各司令官やトップランカーは?』
「皆、戦ってます。圧倒的に衛生兵が足りません……ターボランチャーでは女王のバリアを破れませんでした」
『仕方ない、俺が戦況をひっくり返してやるぜ』
俺は採掘場の指令室を出ると、数百匹の虫が襲いかかって来る。なんだ? スーパーモードに入ってないのに周りの動きがスローになってる……ゾーンか。
【ノーマルモードからハイパーモードに入ります。制限時間は15秒です】
面白い! やってやろうじゃん! 俺はターボランチャーを1丁にして他の銃を捨てる。アームテンタクラーの先端4本を刀にして、残り2本をブースターにする。バリアを張った虫も居るから、瞬時に銃は使い物にならないと判断した。
俺は高速移動しながら、刀で虫を片っ端から斬り刻んで行く、バリアを張っていても、頭か胴体を斬れば一撃死だ。自分の動きが速すぎて超高速で飛んでくるはずのターボランチャーの弾丸が止まって見える。1秒で2000匹近くキルしていく。じわじわと身体中が赤色のオーラに包まれる。
採掘場の北側は全殺した。次は南側だ。……オズ! 危ない! 採掘場の中央で虫がターボランチャーでオズを狙っていた。引き金を……引く前に……! スパン! 俺は刀で虫の首を跳ねる。
南側に居る虫も片っ端からキルしていく。
すると、1匹だけ俺と同等のスピードで動いている虫が居た。
【ハイパーモードを終了します】
あれは虫の女王に違いない! こんな時に! もう一段階上だ!
【ウルトラモードに入ります。制限時間は死ぬまでです】
そう来なくっちゃ! 俺は刀で虫の女王のバリアごと首を跳ねようとした時、刃を素手でとめられる。俺は高速移動、ほぼ瞬間移動して女王の両腕を斬り落とし、口にターボランチャーの銃口をぶっ刺して、ドン! 引き金を引く。俺のアバターは禍々しい紫色のオーラに包まれいる。
なんだ!? 酸の臭い……苦しい! 頭が痛い! 俺は急いでログアウトする。




