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3・自己紹介

「ぐぇ」


 襲い掛かってきた男たちは潰れたような声を出して地面へと倒れていった。

 倒れた男たちはピクリとも動かなかったので脈など確認したが気絶しているだけだった。

 正直あっけなかった。

 剣なんて振り回しているくらいだから強いのかと思えばそんなことはなかった。


(見掛け倒し)


 男たちの容体を確認した幸はとりあえず周りに散らばっている荷物を拾うことにした。


(それにしても今回は絵梨に感謝しないとな。)


 絵梨はホラー系の映画、ゲームなどが大好きだった。彼女曰くグロテスクな感じがいいらしい。

 休日によく呼び出されては映画やゲームなどつき合わされた。

 そのおかげといっていいのかこういうことに対して耐性ができた。

 でなければ今頃剣を持った男たちと対峙できなかっただろう。

 そんなことを考えていると背後から自分に影が差した。先程の男たちが目を覚ましたのだろうか。

 幸は勢いよく後ろを振り返った。

 背後に立っていた人物は先程の少女だった。

 あまりの幸の形相に驚いてしまい涙目になりながら固まってしまった。

 幸は慌てて自分の表情を和らげた。


「あ、あの…その…」

「すまない。先程の男たちが起きたのかと思ってな」

「びっくりしました」

「本当にすまないどう詫びたらよいのか…」

「お詫びなんて…」


 少女は少し考える素振りを見せた。


「お姉さんのお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

「私の名前?」

「はい」


 幸は少し悩んだ。

 昔、絵梨から名前を軽々しく名乗ってはいけないという話を聞いたのを思い出した。その頃はトリップ物などが好きでよくそういう話をしていた。

 どうも真名を相手に知られると魔法を掛けられてしまい厄介だと。

 どうしたものかと考えていたときだった。


「その…聞いてしまってはまずいことだったでしょうか」

「え?」

「えっと、何か言いずらそうだったので…すみません」


 少女は小さい体をさらに小さくした。

 こんな少女が悪用目的で聞くなんて…疑った自分が馬鹿馬鹿しい。

 幸はたたずまいを直し少女と向き合った。


「いや…私の名前は仙石幸だ」

やっと名乗れました!長かった…

えっと今更ですが字と字の間隔がなくが見にくいなどありませんでしょうか?

もしあるのでしてら教えて頂けると幸いです。

他にも感想など受け付けておりますのでどうぞこれからも宜しくお願いします。

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