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徒然、気儘に

3、知らないこと

作者: 桜月雪兎

人はどれだけ知らないことがあってどれだけを知れるんだろう。

知らないといけないこと、知らなくていいこと、それはどれだけあるのだろう。

私の周りは私は知らなくていいとよく言う。

それでは私が知らなくてはいけないことは何なのだろう。

知ることを許してくれない。

これはどう言うことなのだろうか。

だから、私は唯一教えてくれる者に聞きに行く。


「やあ」

「よく来たな」

「ああ」

「で、また教えてもらえなかったのか」

「ああ、私は何で教えてもらえないのだろうか」

「さぁな、今日は何が聞きたい?」

「実は……」


この者は聞けば答えてくれる。

知ることができる。

ただそれが楽しい。

この者と話すのは楽しい。


「皆が教えてくれるようになったら良いのに」

「だな、でもこうして話せるのも良いんじゃないか」

「うーん、そうかも」

「な」


二人だけの秘密のようで楽しい。

この者の言うようにこのままでも良いのかもしれない。

そう思うのはなぜだろう。

聞いてみようか、いや止めよう。

なんだかこれは私自身が出さないといけない答えのような気がする。

答えが見つかったときに話そう。

どんな顔するかな。

ああ、こんなことも楽しいみたいだ。

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