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〜異世界編〜下 (コラボ)

暗い空間の中に紅い龍がいた。

ここは…どこなのか…


???「お前は俺…俺はお前…」


俺「誰だ!?」


???「お前だ。しかしあえて名を付けるならば…フレイ…」


俺「フレイ…確か北欧神話の…しかし何故龍の姿なんだ?」


フレイ「俺は人間を殺した…そして裁きを受けてこの姿になった…今ハルスが危篤だと聞いてな…お前の持っているそのオーブ。その中に俺は入り込みお前が靈体融合を使った瞬間にお前の中に入り込んだ。お前が死んだら俺も死ぬ。だから力を貸した訳だ。」


俺「お前は…


と言った瞬間に周りが急に明るくなり俺の意識は覚醒した。


???「やっと気がつきましたか?」


一人の青年が俺の隣で本を片手に座っている。


俺「貴方は…?」


???「俺の名は浅那。邪神討伐を使用と思ったら急に邪神の気配が消えてね…そこまで行ってみると君達が倒れてたって訳。」


俺「邪神って…シアエガの事か?」


浅那「良く知ってるね。まさか君達が討伐したの?」


俺「まぁ…それで合ってるな。」


俺は今までの経緯を話したところで


俺「そう言えば、2人の女の人を見なかったか!?」


浅那「あぁ…変態女神と女の子のこと?」


俺「女神の事を知ってるのか?」


浅那「あぁ…ってかアイツは俺をここの世界に連れてきた張本人だからな…」


俺「えっ?君もなのか?」


浅那「まさか貴方も…?」


俺達は数分間女神の悪口やらを言っていた

…とその時


女神「おーい!お主、大丈夫なのか?」


梓「ねぇ!大丈夫?」


勢い良くドアを開けて2人は入って来た。


女神「あっ、浅那じゃないか。お主邪神討伐はもう終わったのかの?」


浅那「あっ、じゃないだろ!全く…この変態が。関係の無い人まで連れてきやがって…」


女神「あぁん!もっと!もっと罵って欲しいのじゃぁぁぁ!」


浅那&梓「キメェ…」


女神「むっ、梓には言われたくないのう…」


まだ2人は喧嘩しているようだった…


話している最中に多数の足音が廊下から響きわたってきた。そして勢い良くドアを開けて来たのは重装備を施した兵士さながらの2人の大男だった。


兵士「浅那中尉!伝令であります!只今残り2体のうちの1体を倒したとの報告です!しかし…我が軍のリベルグ・セルミナ少尉が殉職したとの事です…」


浅那「そうか…報告ありがとう。」


2人の兵士は悔しそうな表情を浮かべている。

その時、兵士の後ろから煌びやかな装飾を施した鎧を纏った一人の美少年が現れた。


???「よう。浅那中尉。そこに居る英雄君はお目覚めかな?」


浅那「ハイム・ミノルフ大尉ではありませんか。今さっきこの者は目覚めました。別段異常は無く、至って正常です。しかし戦線復帰にはまだ早いかと…」


ハイム「そんな事は聞いていない。おい、お前ら。その者を王宮に送れ。」


2人の兵士は俺の所に近寄った。


浅那「何をする気なのですか?」


ハイム「この者が使った能力についてだ。なぁお前…お前がどんな秘技を使ったのかは知らぬがこの王国にとって害悪かも知れん…場合によっては死罪に値するかもしれぬ…せいぜい頑張ってくれたまえ。」


俺は精一杯の抵抗をしたが後頭部に鈍痛が襲い俺は意識を失った…


気が付けば俺は玉座の前にいた。玉座には王と思わしき者が座っている。俺は…鎖に繋がれている。


王「率直に聞く。お主…何者だ。」


俺「どう言う意味ですか?」


王「そのままの意味だ…報告は聞いておる。奇妙な技を使いシアエガを倒したようだが…あの様な技を使えるのは妖魔位しか居らぬであろう…虚偽を話せばどうなるか分かるだろうな…あの小娘を処刑する。」


俺「梓は関係ないだろ!」


ハイム「叫ぶな。」


俺は鞭を打たれた。


俺「うぁっ!」


王「真実だけを言え。」


俺は全てを語った。

女神が俺をここに連れてきたこと、シアエガと戦ったこと…そしてフレイの事。


王「ふむ…虚偽を言っている目では無さそうだな…では、その技を実践してもらおうか。」


俺の目の前に現れたのは一人の囚人の様な人だった。


王「その力でこ奴を殺してみろ」


俺「この人は何をしたんですか…?俺は人を殺せません。」


王「こ奴を殺さなければ、お主とあの小娘は処刑されてしまうぞ?」


俺は今更ながら己の無力感を感じた…何故…見知らぬ人を殺さなければ無いのか…そして殺さなければ俺と梓は死ななければいけないのか…少しの間葛藤したが…やはり殺せる決意は出来なかった…


王「ならば良い…処刑じゃ。」


浅那&女神「待つのじゃ」「待ってください」


王「女神殿…そして浅那中尉ではないか…」


俺「浅那…さん?」


浅那「国王!この人は何も罪を犯してない!しかも我々が苦戦したシアエガを倒した。これは我が国にとって良い事なのでは無いのでしょうか?」


王「しかしなぁ…」


女神「黙れぃ!お主に何が分かるのじゃぁぁ!」


王「しっ、失礼しました!おい!皆の者!この者とあの女性に今すぐ手厚くもてなせ!」


兵士「「「「「「はっっ!」」」」」」


俺らは王の案内のもと、大きな食堂へと足を運んだ。


王「これはこれは失礼した…まさか女神殿がお連れした人達だとは思わずに…許してくれ…」


俺「まぁ…疑われるのも仕方ないかと…」


梓「ホントに最低!!あの兵士に何度か触られそうになったんだから!」


王「それはなんと!後であ奴らの処刑を」


梓「もういいわよ…私が懲らしめたから。」


俺「懲らしめた…?」


梓「そう。睡らせてね…今頃どんな悪夢を見ているのかしらね…ウェヒヒwww」


王「」ブルルッ


その後も俺達は会話をしながら食事をとっていたのだが急に王が顔色を変えて俺を見た。


王「お主らに頼みがある…今我が軍勢は最後にして最強の邪神…全ての元凶…アザトースの討伐に向かっているのだがまるで歯がたたない…そこでお主らに討伐してもらいたいのだ。」


女神「あやつが未だにいるのだと…?」


王「はい…しかしアザトースの使い魔もそろそろ底を尽きる事かと…なのでお主のそのフレイとやらの力と浅那中尉のその力を使って何とか…浅那中尉には我が城の中にあるスレイプニルを支給する…お主は…その赤い球を使うのか…?」


俺「はい。」


王「そうか…では…作戦決行は明日の朝9:00。それまでにここの中でゆっくりしていってくれ。」


俺ら「「「はい!」」」


女神「明日は妾も行くかの。」


王「そんな!危ないところに!」


女神「なぁに。浅那とあいつがついてるから大丈夫じゃろ」


王「それもそうなのですが…死なないでくださいよ。貴女はこの王国にとって欠かすことができないのですから…」


女神「分かっておる。」


その後俺らはこの王宮で一夜を過ごした…


朝9:00、王宮門前にて…


王「では、貴君らの武運を祈る…」


先鋭兵士「「「はっ!!」」」


ハイム「はい!国王!」


浅那「はい!」


俺「はい!」


梓「はい!」


女神「任せるのじゃ!」


そして俺らはアザトースの待つガナルヘイムへと向った…

皆さんこんにちは。

本当は5部完結だったのが6部完結へと変貌してしまいました…すいません…

戦闘要素を盛大に使いたいと思った結果、登場人物達のストーリーとかも盛り込みたかったので6部完結にしちゃえ!と言う次第です…

何と言うか…色々盛り込んだ結果ですすいません。

取り敢えず明日には完結させてあげたいですね。

今回もここら辺で読んでくださった皆様に感謝を込めて筆を置きたいと思います。

今回も、ありがとうございました!

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