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インフォメーションウォーフェア  作者: Dr.Kei
PEACE結成編

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8/8

二人の見張り

「えーーー!!」

三人は驚きのあまり、叫んだ。

「How did you do that?(どうやって?)」

加江田は驚いて、イギリス人の男性に聞いた。

「Oh, you don’t know this trick? Are you new members, sir?(え? この仕掛けを知らないのですか? あなた方は新しいメンバーでしょうか?)」

イギリス人は、逆に驚いた様子で彼に聞き返した。

「Y-Yeah, we’re new members.(そ、そうだ。俺たちは新入りさ)」

加江田はそう言って、嘘をついた。

その瞬間、船のドアが開いた。

「Well, you may go now.(そうか。じゃあ、どうぞ行ってください)」

イギリス人の男性は、丁寧にそう言った。

「Thank you.(ありがとう)」

加江田はラフな口調で答え、彼と握手をしてその場を離れた。

「あなた、英語話せるんですか?」

宇佐美は驚き、加江田に小声で聞いた。

「まあ、一応な。大学はUCLAだったから」

加江田はニヤッと笑って言った。

「うっざ」

宇佐美はムカついた様子で吐き捨てた。

彼女は東京大学法学部法学科出身だが、英語はまったく話せないのだ。

その後、三人は大きな袋(中身は小麦粉)を持ち、案内人に連れられて倉庫まで運んだ。

作業を終えると、三人は客室へ向かった。

しかし、その客室はひどく汚れていた。

「汚いですね…」

宇佐美は嫌そうに言った。

「仕方ないだろ。じゃあ、監視カメラや盗聴器がないか調べるぞ」

加江田は真剣な表情で言った。

三人は客室の隅々まで念入りに調べ上げた。

「玄関なし」

「バスルームなし」

「寝室なし」

「…じゃあ、岩山に連絡しよう」

加江田はそう言い、スピーカーで岩山に連絡した。

「監視カメラ、盗聴器等は見当たりません」

スピーカーから、岩山の声が返ってきた。

「分かった。じゃあ、まず寝ろ。ある程度時間が経ったら連絡する」

「やったー! はーい」

加江田はそう言うと、すぐにハンモックで寝てしまった。

「…グーガー…」

彼のいびきが、部屋中に響き渡った。

「…ったく、こういう人は…」

宇佐美は呆れたように呟いた。

「寝るわよ」

そう言って、彼女もハンモックに横になった。

「え? 寝るんですか?」

高杉は戸惑って言った。

「仕方ないでしょ。任務の時間まで、まだかなりあるわ」

宇佐美はため息をついて答えた。

「はあ…」

高杉は不安を感じつつも、命令通りハンモックに横になった。

しかし、彼は二人が寝ている間も、まったく眠れなかった。

そして7時間後の午後4時…

「起きろーーー!!!」

突然、スピーカーから岩山の怒鳴り声が響いた。

二人は飛び起きた。

だが、加江田は…

「…グー…ガー…」

まだ寝ていた。

「起きなさーい!!」

宇佐美は怒り、加江田の体を蹴った。

加江田は目を細めながら、ようやく起き上がった。

「ん? …ん?」

寝ぼけた声を出し、再び横になろうとした。

「起きろっつってんでしょー!!」

宇佐美は完全にキレて、加江田に水をぶっかけた。

「あっ、あーっ!」

それでようやく、加江田は目を覚ました。

「…ったく。行くわよ」

宇佐美は呆れながら言った。

「どこへ?」

加江田は不思議そうに聞いた。

「倉庫よ」

三人は静かに客室を出て、倉庫へ向かった。

廊下をしばらく進み、倉庫の前に差しかかったとき…加江田が角を曲がろうとした瞬間、宇佐美が彼を制した。

「何だよ…」

加江田が小声で聞いた。

「いるわよ。見張り」

宇佐美は慎重に言った。

見ると、倉庫のドアの前には、見張りが二人立っていた。

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