File No.33 恋の行方
すると…
「パタッ」
気がつくと、彼はヘリコプターの中にいた。
「よく頑張ったな、加江田」
ヘリコプターを操縦していた岩山が言った。
「岩山部長! 助けてくれたんですね!!」
加江田は嬉しそうに叫んだ。
「いや、助けてくれたのは君のほうだ。ありがとう」
岩山は、そう力強く言った。
その言葉を聞いた瞬間、加江田はまるで子供のように泣き出した。
そして、大勢の人々は救われた。
後日、警視庁にて三人は表彰された。
「三人とも、よく頑張ったな。君たちのおかげで、何千万人もの人々が救われた。そして、リベルタスを倒すことができた。本当にありがとう」
岩山はそう言って、三人に賞状を手渡した。
「ありがとうございます!」
三人は声をそろえて、威勢よく答えた。
後日の夜、加江田と宇佐美は、お台場海浜公園で東京湾の夜景を眺めていた。
「本当に、良かったな」
加江田は、しみじみとした表情で言った。
「ええ、本当に良かったですね」
宇佐美も、穏やかな笑顔でうなずいた。
「…あの、渋谷サクランブルスクエアでロペスピエールと対決したとき、自分の身を捨ててまで戦っている姿、本当にかっこよかったです」
そう言って、宇佐美は加江田を褒めた。
突然の言葉に、加江田は照れ始めた。
「い、いや…えっと、その…」
すると、宇佐美はそっと加江田の唇にキスをした。
二人はそのまま抱きしめ合い、東京湾の夜景を背に、静かでロマンティックなキスを交わしたのだった。




