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インフォメーションウォーフェア  作者: Dr.Kei
PEACE結成編

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3/7

急な異動

「…新しいチーム?」

岩山は驚いた様子で聞き返した。

「はい。全国から優秀な捜査官を集めて、新しいテロ対策本部を結成すればいいじゃないですか?」

回藤は真剣な表情でそう提案した。

すると厳花は、呆れたように首を振った。

「そんなこと、できるわけないでしょう…」

「いや、素晴らしい。最高のアイデアだ。ぜひ採用しよう」

岩山は厳花の言葉を遮って言った。

「え? ちょっ、岩山部長!」

厳花は混乱した様子で声を上げる。

「大丈夫だ。集める捜査官には、だいたい目星がついている。きっといいチームになる。

まずは司令班のメンバーを決めよう。部長は僕、回藤は相談役でどうだ?」

岩山はそう言ってから、厳花に視線を向けた。

「そして、厳花には副部長を任せたい。引き受けてくれるか?」

少し間を置いて、厳花は微笑んだ。

「…仕方ないですね。チームの副部長、やりますよ」

「ありがとう。あとは俺が全国から優秀な捜査官を集めよう。名前は、平和の意味を込めて、PEACEで行こう」

岩山は頼もしげにそう言った。

一方、殺人事件の現場となった寝室には、背の高い若い男性、井中蛙介警部が立っていた。

彼はしばらく黙って死体を見つめた後、突然こう口にした。

「ああ、もう分かりました。犯人は、あなたですね。草薙美智子さん」

その場にいた全員が息を呑んだ。

「なぜ、そう言い切れるんだ?」

警視の渡邉大輔が、不思議そうに問いかける。

「犯人は、夜の犯行時に携帯電話を使って明かりを取っていたはずです。

なぜなら、片手でなければ、この角度からナイフを突き立てることはできないからです」

井中は淡々と続けた。

「そして、この家で携帯電話を所持していたのは、ただ一人、美智子さん、あなたしかいない。つまり、犯人はあなたです」

その瞬間、美智子は現行犯逮捕された。

井中蛙介は、数々の難事件を解決してきた、まさに天才警部だった。

「やっぱ井中はすげえな」

「さすが天才だ」

周囲の刑事たちは、皆、彼を尊敬し、憧れていた。

井中は有頂天になっていた。

ー最強の地位を手に入れた。

もう二度と、捜査一課を離れたくないー

そう強く願っていた。

しかし、人生に何が起こるかは分からない。

その予感は、ほどなくして現実となった。

ある日、出勤した井中に、渡邉が声をかける。

「井中、すまないが…明日から公安部に異動してくれ」

井中は、一瞬、言葉の意味を理解できず、呆然と立ち尽くした。

そして次の瞬間、叫んだ。

「ええええっ!?」

彼は、途轍もなく驚いていた。

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