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File No.24 隠された秘密
すると、加江田は深刻な顔をして、こう言った。
「彼らは大阪にいる。今すぐ行こう」
「でも、もしそれが罠だったらどうするの!?」
宇佐美はそう大声で言った。
すると加江田は、こう言った。
「でも、今行かないと後で取り返しがつかなくなる。君たちは危ないから、俺一人で行く。じゃあ、また」
「待って!!」
宇佐美はそう叫んだが、加江田はもう行ってしまっていた。
リベルタスの本当のリーダーであるロペスピエールは、歌舞伎町の地下シェルターで、その様子を倉庫に設置された隠しカメラを通して観察していた。
「ははは、加江田。あいつはバカだなあ。まんまと罠にハマっている」
ロペスピエールは冷酷にそう言った。
「そうですね。あいつはバカです。そして、あいつの親も」
子分のピッグは、意地悪そうに笑いながら言った。
するとロペスピエールは、ピッグにこう尋ねた。
「あいつの親が公安だったことは、今も秘密だな」
そう、実は加江田の両親は公安だったのだ。




