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File No.23 目撃情報
「えっ、本当ですか!?」
加江田は喜びを隠せずに言った。
「ああ。場所は神奈川県横浜市中区新港一丁目一番一号だ。そこにリベルタスのメンバー、そして二の葉ユダがいる可能性が高い。今すぐ機動隊と合流し、家宅捜索に向かってくれ」
岩山はそう指示した。
「はい!」
三人は勢いよく返事をした。
そして三人は覆面パトカーに乗り込み、横浜へと向かった。
夕暮れ時の空はオレンジ色に染まり、その光がビル群と東京湾に重なって、美しく映えていた。
それから四十分後、彼らは拠点と思われる場所に到着した。
そこには、レンガ造りの外国風の大きな倉庫が建っていた。
三人は機動隊とともに、静かに倉庫のドアへと近づいた。
次の瞬間、加江田が勢いよくドアを開けた。
「警察だ!」
加江田はそう叫んだが、倉庫の中に人影はなかった。
「あれ?いない?」
加江田は不思議に言った。
そして、彼は奥の方にあるテーブルに、静かに歩み寄った。
そのテーブルには、一枚の手紙があった。
加江田はその手紙を開けた。
すると、そこにはこう書かれていた。
ー二の葉ユダへ
大阪の134番倉庫に拠点を移します。
メンバー一同よりー




