File No.21 パーティ
「そうか、どうやった?」
「二ノ葉がリーダーだと言いました。今後は二ノ葉を捜査し、捕まえる予定だそうです」
ハリーは意地悪そうに言った。
「ハハハハハ、公安もバカなことをやるもんだ」
ハリーは、バカにしたように言った。
「そうですね。あいつらはまんまと罠にハマってしまって、ハハハ。ほーんと、大バカ者ですねー」
クロムウェルはあざ笑うように言った。
「じゃあ、引き続き頑張れ」
「はい、自由と共にあらんことを」
ハリーはそう言って電話を切り、ホテルに戻った。
しばらくして、三人はホテルに到着した。
「よく頑張ったな! 加江田、宇佐美、高杉!!」
岩山は大喜びで言った。
「いやー、ありがとうございます」
加江田も嬉しそうに答えた。
「じゃあ今夜は鉄板焼だ!たくさん飲んで食べよう!!」
岩山は上機嫌で言った。
こうして、司令部の岩山と厳花、捜査活動班の三人は、ホテル内のレストラン「夜桜」で食事をし、酒を飲みながら楽しい時間を過ごした。
しかし、回藤は笑顔を浮かべてはいたものの、目は笑っていなかった。
しかし、彼は、心の底から楽しめてはいなかった。
「二軒目のバーに行くか」
岩山は酔った口調で言った。
「いえ、僕はいいです。もう部屋に戻ります」
回藤はそう答えた。
「ああ、そうか。別にいいぞ。じゃあお疲れ様」
岩山は少し残念そうに言った。
「じゃあ、僕も」
高杉もそう言って、部屋に戻った。
「お疲れ様」
それからバーでは、岩山が自分の武勇伝を語り始めた。
「俺はなー、学生の頃はなー、めちゃくちゃ苦労して…!」
「そうよ、私も…!!」
厳花も続けて武勇伝を語り出した。
加江田と宇佐美は、岩山と厳花の話が退屈で、無言のままだった。
やがて二人は酔い過ぎて気分が悪くなり、部屋へ戻っていった。
そして、加江田と宇佐美は二人きりになった。
宇佐美は顔を赤らめ、そっぽを向いた。
「だ、ダークナイト号で倉庫室に向かう時、見張りがいることを教えてくれてありがとう」
加江田は宇佐美に感謝を伝えた。
「いえ、こちらこそ。かえるさんのおかげで敵を倒せました。ありがとうございました」
宇佐美も礼を言った。
しばらく、沈黙が流れた。
「あ、あの…うさぎは、どうしてPEACEに入ったの?」
加江田は少し照れながら聞いた。
「正義感、そして日本の平和を願っているからです」
宇佐美はきっぱりと、格好よく答えた。
「そう言うかえるは、どうなんですか?どうしてPEACEに入ったんです?」
今度は宇佐美が尋ねた。
「俺には…暗い過去があるんだ」
その言葉に、宇佐美は不思議そうな表情を浮かべた。
「暗い過去?」
「そう。実は…俺の両親は、新宿暴動事件で殺害されたんだ」




