File No.17 謎の男性
すると、加江田は何かを思い出したような顔をした。
「あ!」
加江田が声を上げた。
「どうしましたか?」
宇佐美が不思議そうに尋ねた。
「ポッケに…」
そう言って、加江田はズボンのポケットを探った。
そして…
「あった!」
加江田は嬉しそうに言った。
それは、密輸船ダークナイト号に潜入し、倉庫室を捜査した際に押収した、一枚の紙切れだった。
「パスワードは1349だ。もう、こうなったらやるしかない」
加江田はそう言って、パスワードを入力した。
すると…
「トゥルン!」
どうやら、パスワードの入力は成功したようだ。
ドアが開き、三人は中へと足を踏み入れた。
中は真っ暗で、非常に不気味だった。
電気をつけると明るくなったが、照明は故障しているのか点滅しており、不気味さをさらに増していた。
その先には、下へと続く階段があった。
三人は階段を降りていった。
するとそこには、分厚い壁に覆われた地下シェルターがあった。
加江田が重厚な扉を開け、三人はシェルターの中へ入っていった。
中には、大きなホワイトボードが置かれていた。
ボードには、新聞の切り抜きや付箋、顔写真などが無数に貼られ、それらは糸で複雑に結びつけられていた。
さらに、その隙間には、マーカーで書かれた大量の文章がびっしりと書き込まれていた。
そして中央には、大きくこう記されていた。
ー二ノ葉ユダはどこだ?ー




