File No.12 困難な操縦
その瞬間、加江田がニヤリと笑った。
「今の、聞いていましたか。岩山部長?」
加江田はスピーカーに口を近づけて問いかけた。
「もちろんだ。今から機動隊を東京港に派遣する」
岩山の声がスピーカーから響いた。
「よろしく頼みますよ」
加江田は自信満々に言った。
すると、船長は顔を青ざめさせ、こう言った。
「…Turn back right now…(今すぐ引き返せ…)」
「Too late. This cruise has already entered Tokyo Bay.(時すでにお寿司。この船はもう東京湾に入っている)」
加江田は笑って言った。
「…Screwed… I’m screwed!!! AAAAAAAA!!!!(…終わった…終わったぁぁぁ!!! ああああああああ!!!!)」
次の瞬間、船長は発狂し、
ばたりとその場に倒れた。
すると、宇佐美が加江田に言った。
「カエル、今すぐ操縦室へ」
「え?」
加江田は戸惑った。
「東京港に到着するときの操縦をしてください」
宇佐美はそう頼んだ。
「え、でも僕は操縦でき…
「私も操縦できませんよ」
宇佐美は加江田の言葉を遮って言った。
「俺もだ」
「でも、誰かがやらなきゃ…」
高杉は困ったように言った。
操縦できない三人は、一気に大ピンチに陥ってしまったのだった。




