File No.11 衝撃の事実
三人は、次々と襲いかかってくる船員たちを倒していった。
バン! ドン!! パン!!!
大きな音が倉庫中に鳴り響いた。
しかし、倒しても倒しても、次々と新たな船員が襲いかかってきた。
「一体、何人いるんだ!?」
加江田は戦いながら、宇佐美に叫んだ。
「100人はいるわ」
宇佐美も応戦しながら答えた。
「ひぇー!!」
加江田はへとへとになり、奇声を上げた。
「じゃあ、早く船長のところへ行って逮捕すればいいじゃないですか?そうすれば船員たちも諦めて、言うことを聞きますよ」
高杉のその言葉に、加江田ははっとした。
「あっ、そうだ。そのアイデアいいな。今すぐ船長を探そう!」
加江田はニヤリと笑い、周囲の船員をなぎ倒しながら廊下を駆け抜けた。
「ちょっと!? 加江田さん!!?」
宇佐美が止めようとしたが、加江田はすでに走り去っていた。
さらに高杉も後を追って走り出し、宇佐美は仕方なく二人についていく。
三人は船員を倒しながら船長室へたどり着き、ドアを勢いよく開けた。
「Police! Put your hands up!!(警察だ! 手を挙げろ!!)」
加江田は銃を構えて叫んだ。
ところが…
「Yes, I do.(分かった)」
船長は驚く様子もなく、余裕の表情で答えた。
「Tell me about Libretas. Who’s the leader?(リベルタスについて教えろ。リーダーは誰だ?)」
加江田は鋭い視線で船長を睨みつけて言った。
「Well, I can’t tell you about that.(それについては話せないな)」
船長はニヤリと笑った。
「Why? If you don’t tell me the truth, your sins will become heavier.
(なぜだ? 真実を話さなければ、お前の罪はさらに重くなるぞ)」
「In the first place, we won’t be arrested.(そもそも、俺たちは逮捕されない)」
「What do you mean?(どういうことだ?)」
加江田は怪訝そうに問い返した。
「This cruise won’t arrive at Yokohama Port.It will arrive at Tokyo Port.(この船は横浜港には着かない。東京港に到着する)」
その衝撃的な事実を知った瞬間、三人の顔から血の気が引いた。




