国家設定
・日本帝国
首都:東京 人口:2億人
世界融合に巻き込まれ異世界へ転移することになった日本。
現実世界の日本とは大きく異なっており、第二次世界大戦では連合国側として参戦し戦勝国となっている。
そのため、樺太・南洋諸島・台湾といった島々を引き続き領土として保有しており、それ以外にも幾つか現実に存在しない島々があるため人口や経済規模は現実の2倍以上の規模となっている。
アメリカと並ぶ西側陣営の盟主であり、世界でも有数の軍事力・経済力・技術力を持った大国の一つ。
国連の最高意思決定機関である安全保障理事会の理事国の一つでありアジアを中心に強い国際的影響力を持つ。
国土は全体的に山がちであり平地は少ない。数少ない平地の多くは都市化しているが北海道など一部では大規模な耕作地帯として整備されている。食料自給率は現実より高いがそれでも6割ほどで約半分は他国からの輸入に頼っている。また、石油などの天然資源も採掘されるが国内で賄う量を調達できるわけではなくこちらも主に中東からの輸入に頼っていた。そのため、転移直後はエネルギー・食料が問題となっていたが近隣の東南アジアなどから調達することで枯渇することはない。現在は、新たに発見した扶桑島を開発することで食料自給率などを向上させることを検討している。
政治体制は立憲君主制・議院内閣制。国家元首は皇帝。政府の長は内閣総理大臣が務める。議会は二院制。
主要政党としては右派の保守党。中道右派の民政党。中道左派の進歩党などがある。長らく、保守党と民政党の二大政党が強い力を持っていたが1990年代からは民政党にかわって進歩党が力をつけてきた。それ以外の政党としては右派の国民党・中道の改進党・自由党。左派の社会党などがある。
イギリスと同様に現在でも貴族階級が残されているが、1960年代の法改正によって貴族の特権は大幅に撤廃され
転移によって最大の敵国であるソビエト連邦と中華人民共和国から離れることに成功したため、他の国に比べると情勢は落ち着いている。ただ、北部の樺太が攻撃を受けるなどしているため、あくまでヨーロッパや中米に比べればマシというだけである。一方で、いち早く異世界の国であるガトレア王国と国交を結ぶなど異世界との交流は他国に先んじている部分もある。
日本帝国軍は陸軍40万。海軍20万。空軍10万。海兵隊5万の常備戦力75万、予備役100万人規模で海軍に関してはアメリカ海軍に次ぐ世界第二位の規模を持つ。10隻を超える原子力空母や戦艦に多数の駆逐艦・巡洋艦・潜水艦を配備し転移前は西太平洋・インド洋方面の監視などを行い軍備拡張を続ける中国やソ連と睨み合っていた。
兵器の多くは国内企業で開発した国産品であり、友好国を中心に世界各国にも輸出しておりその能力の高さは高く評価されている。
「お人好し国家」などと揶揄されることもあるが、日本外交は基本的にしたたかであり巧みな話術などで相手を信用させて最大限の利益を得ることが多い。これは世界融合後の世界でもいかんなく発揮されそうである。
・アメリカ合衆国
首都:ワシントンD.C. 人口:5億人
地球における最大規模の経済力・軍事力を持つ超大国の一つ。首都はワシントンD.C.
日本が所属する資本主義・自由主義陣営の盟主でありソビエト連邦・中華人民共和国などとは長らく対立関係にある。
元々はイギリスの植民地であった地域が1700年代にイギリスとの独立戦争の末に独立したため、国としての歴史は他の大国に比べると短い。国民の殆ども他大陸からの移民や元奴隷が殆どであり、現在でも世界各地から移民がやってくる多民族国家である。
北アメリカ大陸の中部に広大な国土を持ち、更に北西端のアラスカ。太平洋に浮かぶハワイ諸島・サモアなど多くの海外領土を保有する。独立直後は東部の13州のみであったが徐々に西へ国土を拡大していき最終的に1800年代後半にはほぼ現在の国土となっている。
ヨーロッパからの移民が多く更に当時のヨーロッパとの関係が複雑だったことから独自の孤立路線を歩んでいたが第一次世界大戦から積極的に世界へ介入するようになった。1930年代にはアジア進出のための壁であった日本に宣戦布告する形で「太平洋戦争」を起こしているが、日本の反撃によって主力艦隊が壊滅したこと。戦争を主導した大統領が急死したことで一年ほどで終戦する。その後の関係もそれほど良くなかったが第二次世界大戦ではともに連合国として戦い。戦後は、ソ連との関係悪化に伴い日本に急接近し同盟を結ぶ。
現在の日米関係は蜜月と呼ばれるほどに強固なものになっているが、現在でも日本はある程度の独自路線をとることがおおくアメリカも表面的にはそれを認めている。
ヨーロッパ諸国との関係も深いが過去の歴史などもあり、複雑なものも多く一部で対立することも多い。
また、その強引ともいえる外交政策によって反発する中堅国・途上国もありそれらの国がソ連に接近するきっかけも作っているといえる。
政治体制は連邦共和制。国家元首の大統領は強大な政治権力を持つ。一方で50ある州もそれぞれの分野で高度な自治権を有しているため、強固な中央集権国家というわけでもない。議会は二院制。
アメリカの大統領選挙は常に世界が注目する選挙である。長らく共和党と民主党による二大政党が独占していたが近年にはそれ以外の政治勢力への支持も広がっており、現大統領の1代前の大統領は二大政党以外から大統領に当選している。近年は他の主要国と同じように既存政治に対する不満が高まっている模様。
転移による直接的な影響は受けていない。ただ、裏庭ともいえる中央アメリカ地域が異世界による侵攻を受けているためその対応におわれている。また、転移によってその世界戦略も大きく変更しざるを得ない状況になっておりヨーロッパやアジアに駐屯している部隊を引き上げることも検討している。
ただ、ヨーロッパでも大規模な軍事侵攻を受けているため逆にヨーロッパ方面に援軍を出すことも検討さざるを得ないなど直接的な影響は受けていないながらも、アメリカ政府は今後の対応に頭を悩ませている。
アメリカ合衆国軍は陸軍120万人 海軍45万人 空軍26万人 海兵隊14万人からなる。それ以外に予備役といえる州兵なども含めた総兵力は300万人に達する。兵器の大半は国産開発であり、アメリカの軍需企業は西側友好国に多数の兵器を輸出している。一方で一部には日本やヨーロッパ企業が開発したものをライセンス生産という形で導入していることも多く、優秀な兵器ならば国籍問わずに採用している。
世界各地に軍を駐屯させているため、アメリカ本土に駐屯している部隊は少ない。大規模な部隊はヨーロッパと中華連邦に駐屯しており、それぞれソ連と北中国という二つの社会主義国家の動きを警戒していた。転移によっていずれも離れたことから軍の再編を検討している。
・ソビエト社会主義共和国連邦
首都:モスクワ 人口:4.6億人
地球におけるアメリカと並ぶ超大国。首都はモスクワ。
第一次世界大戦中にロシア帝国で勃発した革命により誕生した地球初の社会主義国家。現在は11の構成国によって構成された連邦国家として、社会主義や自由主義から離れた国々によって構成される「東側陣営」の盟主の立場にあり、アメリカや日本と現在に至るまで激しく対立している。
ユーラシア大陸の北部に広大な国土を持つ。元々は東ヨーロッパ西端付近のみの国だったが徐々に東へ南へ拡大していき最終的に現在の国土となった。ソ連発足後にも領土拡張野心は強く併合した地域は多くある。日本領となった樺太も一時期北部を領有していたが日本との戦争によって喪失しており、それもあった樺太や北海道への領土拡張野心を強く持っていると言われている。アラスカもかつてはロシアの領土であったがアメリカに売却。その後金脈や油田・ガス田が見つかっているため、ソ連になってからはアラスカ方面への野心をみせていた。
世界各地へ工作員を潜入させ様々な工作活動を行っている。それによって引き起こされた戦争や事件なども多くある。有名なのは、アメリカと日本の間で勃発した太平洋戦争やドイツとともに行ったポーランド侵攻によって引き起こされた第二次世界大戦。アフリカでの民族紛争や、南アジア地域での武力衝突などもソ連による政治工作によって引き起こされた戦争や事件である。
建国時は、世界に社会主義革命を広げることを目標にしていたが現在は単にアメリカに対抗する意味合いが強くアメリカと対立している国や地域に多くの支援を行っていた。
一方で、アメリカとの軍拡競争によって一時期経済が破綻状態になりかけるなどの問題もあった。現在は豊富な天然資源や限定的な市場開放路線によって持ち直しているが、急速に成長している北中国と比べると「かつての大国」扱いされることも増えており、ソ連上層部はそのことに危機感を持っているようである。
国家元首は大統領。政治体制は社会主義連邦制であるが実質的にはモスクワを中心とした中央集権体制であり、各構成国は基本的に共産党中央委員会による指示によって政策などを決めている。大統領も選挙で選出されず、共産党中央委員会による合議により決められ、任期もなく基本的に終身制となっているなどアメリカなどの自由主義国家とは異なる体制となっている。
もちろん、共産党以外の政党の設立も認められておらず議会も「あるだけ」であり国に関する重要な事柄はすべて共産党中央委員会によって決められ、共産党中央委員会の常任委員が実質的な国の支配者といえる。同様の体制は他の社会主義国家にも見られることで、アメリカなどの自由主義陣営から「独裁体制」と批判される一因となっている。実際、それによる腐敗などは多くあるようである。
ロシア革命によって亡命を余儀なくされた皇室派や民主派の多くは日本の樺太や北海道に拠点を移しており樺太には大規模なロシア人コミュニティが存在している。それ以外に、アメリカや西欧にもありロシアの民主化のための活動を行っているが上手くはいっていない。
ソ連邦軍は地上軍300万、海軍18万、空軍30万、空挺軍7万、戦略軍5万人。予備役500万人によって構成されている。陸軍としては世界最大規模であり、空軍はアメリカに次ぐ世界第二位。海軍の規模も一時期は東側陣営最大であった。現在は海軍の規模は北中国の人民解放軍に抜かれているが依然として優れた海軍力を持っており、多数の潜水艦や空母などを保有している。
兵器の国産化も活発であり、軍需産業においてはアメリカの軍需企業に次いで多くの国へ兵器を輸出しているその多くはアメリカと対立関係にある国か、あるいは途上国などが多い。
転移による影響はそれほど強くはでていなかったが、西部のウクライナに異世界の軍勢が上陸したことから必然的に異世界との戦いに巻き込まれることとなる。それ以外に北中国やイランなど周辺諸国との対立もあるため実は転移後で最も周辺情勢が不穏な国の一つとなっているが、北中国は他大陸の攻略に手間取り中東は中東でイスラエルとアラブ諸国の対立が激化している状況のため、まだ国境地帯は平穏であるため、報復のために軍を派遣している。
・イギリス連合王国
首都:ロンドン 人口:7600万人
かつて、世界全域に広大な植民地帝国を築いていた欧州の大国。首都はロンドン。
現在は、かつての植民地であったアメリカと立場がかわりながらもヨーロッパにおける列強の一つとして依然として強い影響力を世界的に持ち、ヨーロッパにおける西側陣営の中心国家。
一方で、二枚舌・三枚舌外交によって後の中東問題やアフリカ問題を作り上げる一因を作ったことから「腹黒紳士」などと揶揄されることもある。
転移前はフランスの北方にあるグレートブリテン島とアイルランド島全域を国土にしており、正式国名は「グレートブリテンおよびアイルランド連合王国」であった。イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランド・アイルランドという5つの国によって構成された同君連合国家。
大航海時代はアフリカ・アジアの大部分・オセアニアなどに広大な植民地帝国を築きアメリカやインドなども植民地あるいや保護国であった。現在でもオーストラリアやニュージーランドなどのかつての植民地だった国々と深い繋がりを持つ。二度の世界大戦によって大きく疲弊し、多くの植民地を手放すことになったが現在でも世界各地に「海外領土」という形で保有し続けている。
立憲君主制国家。国家元首の国王はイギリスのみならず「イギリス連邦」に加盟している一部の旧植民地であった国々の元首も兼ねている。国家の象徴的な存在であり、政治の長は首相が務め下院で最大政党の代表が首相を担う議院内閣制を採用している。国会は二院制で日本と同じく現在でも貴族階級が残っている。
主な政党としては右派の保守党。自由主義の自由党。リベラルの労働党などがある。
イギリス軍は陸軍(14万人)海軍(8万人)空軍(4万人)によって構成されている。予備役として郷土防衛隊がある。かつては世界各地に植民地を持っていた影響で非常に強力な軍を有していたが多くの植民地を手放したことと経済的な理由によって縮小した。それでも、ヨーロッパ有数の軍事力を持ち特に海軍はヨーロッパ最大。西側陣営でもアメリカ・日本に次ぐ3番目であり複数の機動艦隊を運用する。
陸軍の主戦力は東西冷戦を見据えて本土ではなくドイツに駐屯している。また、シンガポールにも大規模な基地を整備している。
装備の国産化率は高いが近年はアメリカや日本との共同開発も目立っている。
転移に伴い、軍備の再編を検討している。
転移に伴いヨーロッパから日本の北西へ一部の海外領土と共に移動する。日本とは古くから同盟関係にあることもあって位置が大きく変化したにも関わらず国内では大きな混乱は見受けられない。イギリス政府はすぐに日本との関係強化を進める方針を決め、PTOへの加盟とNATO及びEUからの脱退などを矢継ぎ早に決めるなどしている。それに伴いヨーロッパ諸国との関係が悪化しているものの、距離が大きく離れていることもあってイギリス政府は特に大きな問題とは考えていないようである。
アメリカとの関係に関しても見直しを求める意見が相次いでおり、アメリカとは離れて日本・オーストラリア・中華連邦やガトレア王国などを含めた新たな地域秩序の枠組みを作りたいと画策するなど、現在でも国際政治の場で様々な暗躍を続けている。
・フランス共和国
首都:パリ 人口:9300万人
ヨーロッパ西部にある共和制国家。
イギリス・ドイツと並ぶ西側欧州地域を代表する大国であり、ヨーロッパ有数の経済・軍事力を持つ。
西側陣営に属し、欧州連合・NATOに加盟しているがアメリカと距離をとる独自路線をとることも多い。
かつてはイギリスに次ぐ植民地帝国を有していたが、二度の世界大戦によって疲弊したためその大半を手放している。二度の世界大戦では本土が戦場となり特に第二次世界大戦では本土全域がドイツ帝国によって占領された歴史を持つ。西側陣営に属すが前述の通りアメリカから距離をとる独自路線を長く維持してきた。現在はある程度アメリカとの協調路線をとっているが、他の西側諸国に比べると伝統的にソ連に対しては友好的である。
国家元首は大統領である共和制国家。議院内閣制をとりながら大統領が強い政治権限を持つ半大統領制を採用している。大統領は主に外交。議会によって選出された首相は内政を担当している。
議会は二院制。主要政党は右派の共和党。左派の社会党。中道の民主党などがある。
フランス軍は陸軍(30万人)海軍(7万人)空軍(9万人)からなる。
陸軍・空軍の規模はドイツに次ぐヨーロッパ第二位。海軍の規模もイギリスに次ぐ第二位で、ヨーロッパで唯一原子力空母を保有している。また、現在も多く有する海外領土に戦力は分散されておりイギリスは駐屯させていないアフリカにも多数の兵力を駐屯させているのが特徴である。
核兵器保有国であり、海軍及び空軍が核兵器を運用している。核兵器保有数は西側ではアメリカに次ぐ規模。
兵器は基本的に国産化されており、それは現在でも変わっていない。度々他国との共同開発の話が出てくるがフランス軍の要求と各国軍の要求の幅が広いため実現したことはほぼない。
転移によってヨーロッパがユーラシアから分離したことに伴い、ドイツと共にアメリカからの影響力から脱しようと画策していたがバルカン半島が侵攻を受けたことで、そちらの対応に注力せざるを得ない状況になっている。また、転移前から問題となっている移民・難民問題も引き続き大きな問題になっており、過激な民族主義運動が拡大するなど問題が山積みとなっている。
・ドイツ連邦共和国
首都:ベルリン 人口:1億人
ヨーロッパ中央部にある連邦共和制国家。
ヨーロッパ最大の経済力と軍事力及び人口を抱える大国。西側陣営に属しNATO及び欧州連合の加盟国でイギリス・フランス・イタリアと共にヨーロッパのリーダー格である。
君主制時代は国の統合に時間がかかったことから、ヨーロッパ列強の中では新参の部類に入り植民地獲得競争にも乗り遅れたがアフリカや太平洋上に複数の植民地を有していたが、第一次世界大戦で敗北したことにより植民地のすべてを手放す。戦後は復興増税や戦勝国への不満などが増大する形になり、過激な民族主義勢力が政権を握りそれが結果的に第二次世界大戦を引き起こす。序盤は連合国の足並みの乱れから快進撃を見せるが、結局第一次世界大戦と同様にアメリカと日本が本格参戦したことと、長期戦を戦う兵站がなかったために徐々に勢いをなくしていき再度敗戦する。
その後は連合国の監視下に置かれるが、東西冷戦勃発と共に主権を回復。西側陣営に属するようになる。
従来から高い技術力を持っていたためそれを背景にして、飛躍的な復興を遂げ1970年代にはすでにヨーロッパ最大の経済力を持つようになる。現在は世界第3位の経済力を持つ経済大国として安定している。
連邦共和制であり20ある州には広範な自治権が与えられている。国家元首は大統領。国民の直接選挙によって選出され、任期は5年。フランスと同様に議院内閣制をとりながら大統領も強い権限を持つ半大統領制である。
主要政党は中道右派の民主党。中道左派の社民党。中道主義の自由党がある。過去に過激な政治思想の政党が政権を握ったことで世界大戦のトリガーをひいたことから、極右と極左問わずに過激な政治思想を持つ政治団体への拒否反応が強いことで知られている。しかし、近年は移民・難民問題により徐々に民族主義意識が強まっており、そういった政党への支持率が拡大している。
ドイツ軍は陸軍(50万人)空軍(10万人)海軍(2万人)からなる。
ヨーロッパ最大の陸軍と空軍を有しており、共にヨーロッパ屈指の練度・装備を持つことが知られている。海軍の主力は潜水艦であり「Uボート」と呼ばれる潜水艦は二度の世界大戦において通商破壊などで活躍。戦後もソ連に対しての警戒・監視任務についている。
第二次世界大戦前までは多くの軍需企業があった。しかし、戦後は再編などが行われた。それでも従来よりある高い技術力によって戦車などの国産開発が行われている。戦闘機に関しては世界で初めてジェット戦闘機を開発したようにもとより技術があったため、開発禁止措置が解かれてからは積極的に国産戦闘機の開発を行っていた。現在はコストなどの問題で国際共同開発路線をとっているが練習機などは国産開発している。
転移によってユーラシア大陸から分離。ソ連という最大の脅威が去ったこともあり、アメリカとの関係見直しなどを画策していたが、その最中にバルカン半島が軍事侵攻を受けたことからフランスと共にその対応におわれている。
・中華人民共和国
首都:北京 人口:7億人
冷戦などによって南北に分断した中国の北半分を国土としている社会主義国家。通称「北中国」
ソ連の支援によって中華民国に対して武力闘争を30年以上続けた後に行われた「第一次中華戦争」中の1949年に建国を宣言。長らく日本などの西側諸国から建国は認められていなかったが1975年にアメリカが承認してからは日本なども追従した結果「中国の南北分断」はほぼ固定化されることとなった。
中国大陸北部の全域と南部の一部地域を領有しており、国土面積は隣国の中華連邦よりも広い。
隣国のソ連と同じく領土拡張野心は強くソ連とは国境などを巡って対立関係にある。ただ、対米・対日に関しては一致していることからソ連との関係は非常に複雑である。ソ連よりも早い段階で市場経済を導入し、安い賃金などから西側資本が多く流入したことに伴い経済が成長しており、現在では世界第4位の経済力を持つ。
その経済力を背景に20年前から大規模な軍拡を続けており、極東情勢が緊迫化する一因を作っている。
共産党による一党独裁体制がとられている。それ以外の政党もあるが殆どは共産党の衛星政党であり明確な「野党」は存在しない。国家元首は「総書記」である。総書記は党中央委員会のトップであり、強力な政治権限が党中央委員会に集約されており、国家主席を含む中央委員会のメンバーが国の舵取りすべてを行わっている。
北中国の軍事組織は共産党直轄が人民解放軍が国軍の役割を担っており陸軍(140万人)海軍(13万人)空軍(17万人)戦略軍(4万人)からなる。極東においては最大の軍事力を持ち、特に陸軍戦力は他国を圧倒している。特に、海軍は近年急激に戦力を拡充しており複数の空母や多機能戦闘艦。弾道ミサイル原子力潜水艦などをこの20年ほどで一気に整備しており、東側陣営最大の海軍を有する。
装備の多くはソ連から購入したか、あるいはソ連製兵器をベースにしたものが中心だったが近年は国産開発を積極的に進め装備の近代化を行っている。
転移によって中国統一の野望などは打ち砕かれることになるが、周辺にある島々を次々と占領し更に南方に浮かぶ大陸にも軍を差し向けたが、相手が予想以上の強国だったことから苦戦を強いられている。政府は情報統制などを行っているが上海などの主要都市まで空爆を受けるようになり、それをきっかけに内部分裂の兆候が見られるなど情勢は非常に悪い。
・中華連邦共和国
首都:香港 人口:6.4億人
中国大陸の南部と海南島などの島嶼部を国土としている連邦共和制国家。通称「南中国」「中華連邦」
旧国名は「中華民国」であり、中華帝国にかわって中国全土を国土にしていたが中央政府の力は弱く各地に軍閥などがひしめく状況だった。その後、ソ連の支援を受けた共産党と対立するようになり10年に及ぶ内戦のすえソ連やアメリカなどを巻き込んだ「第一次中華戦争」の停戦と同時に現在の南北分断状況が固定化される。
1975年までは「国民党」による一党独裁体制であった。日本やアメリカなどからの支援によってなんとか国を維持していたものの北中国との対立による軍事費などで経済は低迷していたが、1975年に指導体制が変わったことに伴い連邦共和制として民主化され、アメリカ・日本・ヨーロッパ資本を次々と呼び込むことで経済の立て直しに成功する。現在では世界第6位の経済力を持つ。
1975年に民主化されてからは連邦共和制国家となっている。州に相当する「省」には広範な自治権が与えられている。連邦政府の元首は大統領であり選挙によって選出される任期は4年。アメリカに近く大統領には強い政治権限が与えられている。議会は二院制。主な政党としては右派の国民党。中道左派の民進党。中道主義の自由同盟がある。
中華連邦軍は陸軍(120万人)空軍(12万人)海軍(3万人)によって構成されている。
長らく北中国と緊張状態にあったことから歴史的に陸軍がよく整備された陸軍国家であり、海軍は沿岸警備程度の戦力しか有していなかった。ただ、近年は人民解放海軍の増強に対応するために海軍の戦力整備も進められており軽空母などを保有することを検討していた。
装備は同盟国であるアメリカなどから購入していたが、近年は国内開発にも力を注いでいる。
国内には、極東有事に備えて50万人規模のアメリカ軍が駐屯していたが、こちらは転移に伴い北中国の脅威がなくなったこともあり順次撤退していく予定である。
転移によって北中国およびソ連がそろって消えたことから軍備の再編をする計画である。また、これまで以上に日本などとの関係を重視しながら広がった領海などを管理するために海軍の戦力増強と陸軍の兵力削減などを5年以内に進めることなどを決めている。現在は北方にある島々を領有し、資源開発なども行っている。
・朝鮮連邦共和国
首都:ソウル 人口:6600万人
朝鮮半島にある連邦共和制国家。
日本の隣国の一つで中華連邦と並ぶ同盟国の一つ。西側陣営に属しており中華連邦と共に極東地域における西側陣営の防波堤の役割を果たしている。そのため、国内には数十万人規模のアメリカ軍が駐屯している。
現実では南北に分断していたが、こちらの世界では分断されずに全域が朝鮮連邦の領土となっている。
長らく中華帝国の影響下におかれていたが、日華戦争後に日本の影響力に置かれ実質的に保護国となっていたが太平洋戦争後の1935年に正式に「朝鮮共和国」として独立、1962年に現在の国名となった。
APTOの原加盟国の一つ。
アジア有数の経済力と工業国を持つ。特に電子産業と造船業は世界でもトップシェアをほこり日系企業とシェアを争っている。日本からさほど離れていないことから日本人にとっては最も身近な外国ということで、旅行客も多く逆に朝鮮からも日本への観光需要が大きいことから両国の間には多数の航空便が設定されており、さらに南部の釜山と福岡の間には高速船なども運行されているなど日本との繋がりは非常に深い国である。
現実では歴史問題などでしばしば外交問題となっているが、こちらの世界線ではそのような問題は起きておらず両国の関係は現在に至るまで良好そのものである。
国家元首は大統領であり強い政治的権限を持つ内政面は大統領が任命した首相を含めた内閣が執り行う。議会は一院制。主要政党は右派の保守党。中道左派の民主党があり長らく二大政党が続いている。
日本や中華連邦と同じく共産党の活動などが長らく制限されているが、北部は北中国の影響もあってかやや左派色の強い地区が多い。
朝鮮連邦軍は陸軍(50万人)空軍(6万人)海軍(2万人)からなる。
北中国と国境を接していることから歴史的に陸軍を強化しており、強力な機甲部隊を有する。空軍は極東の西側陣営の中では日本・中華連邦に次ぐ規模であり米国製のF-35やF-15戦闘機などを装備する。海軍は近くに日本とアメリカの第7艦隊があることもあり、沿岸警備程度の規模しかもっていないが近年は国産開発のフリゲート艦を量産するなどし質の向上を行っている。
転移に伴って大陸から分離し島国となった。これによって北中国という最大の仮想敵国が喪失したことに伴い軍の再編が計画されており、陸軍戦力が半減される予定。同時に、島国になったことから海軍の増強を進め軽空母などを保有する計画が進められている。また、国内に駐屯しているアメリカ軍の大部分も撤収する予定になっているが国内では一気に軍縮に進むことに対する懸念の声も出ている。
・・・異世界
・ガトレア王国
首都:キーファ 人口:1.1億人
日本の北方に転移してきた異世界「テラス」に所在していた立憲君主制国家。
5つの大きな島と約6000あまりの島々によって構成された島国であり、住民の9割が「亜人族」で占められる「亜人国家」で、そのうちの7割を美麗な容姿と長命で知られる「エルフ族」によって占められている。
国民の半数ほどは、他大陸から奴隷狩りなどから逃れてきたエルフや獣人を祖としており、残りの半数が従来からガトレアとなる区域に生活していた。かつては、島ごとに独自の君主を頂いていたが300年ほど前に統一王国となり現在に至る。人口は1億人ほどであり、非常に経済的には裕福である。
高い技術力を持った工業国である一方で肥沃な土地も多いため農業なども盛んであり日本と違って食料自給率が高く、更に石油や天然ガスといった天然資源にも恵まれた非常に豊かな国である。一方でそれゆえに他国から狙われることも多く、特に南方にあった「ガリア帝国」との間では最南部にある「フローリアス諸島」を巡って対立関係にあった。
国家元首は国王。象徴的な役割に徹しており政治的権限はないが政治への影響力を持ち場合によっては許された権限でもって政治に介入することもある。政府の長は首相が務め、首相は日本などと議会によって選出される「議院内閣制」である。議会は二院制で、日本やイギリスと同じく貴族制度が残っており貴族議員も存在する。
ガトレア王国軍は陸軍(23万人)海軍(9万人)空軍(7万人)によって構成されている。
ガリア帝国と長らく対立していることから軍の練度は高く常に最新の装備を配備している。陸軍は海兵隊も内包しており高い即応性を持っている。海軍は2隻の大型空母と3隻の中型空母、60隻あまりの戦闘艦艇と40隻あまりの潜水艦を有しており、その規模はイギリス海軍以上。空軍は10個戦闘航空団を基幹としており約500機あまりの専用機が配備されている。
転移に伴い日本の北方へ転移する。フローリア諸島付近を哨戒していたフリゲート艦が日本領海付近に出現したことで日本と接触、友好関係を結ぶこととなる。ただ、国内には人間に対して不信感を持つ勢力などもいるため日本以外の国との国交などはよく交渉を行った上で行っている。
政府としては、PTO(太平洋条約機構)などの加盟など地球諸国と積極的に交流を行っていく考え。
・マリス連邦
首都:マリセット 人口:6400万人(本土のみ)
樺太の北方4000kmほどのところに転移した異世界「ユーリス」の国。
3つの主要な島と3000あまりの小さな島。そして多くの植民地を抱える「ユーリス」屈指の大国。
マリス連邦があった「フローラス」という世界は、7つの大国が存在し陸地の多くはいずれかの大国に属していた。マリス連邦はその中でも2番目に多くの植民地と保護国を有しておりそれらの植民地や保護国を警備するために海軍を主体とした強力な軍事力を有していた。
連邦共和制。国家元首は大統領。任期は5年であり再選の制限はとくに設けられていない。
議会は二院制。主要政党は右派の人民党。中道左派の労働党などがある。近年は人民党の勢いに陰りが見えており新興の中道政党へ支持者が流れるなど厳しい状況が続いており。このことが樺太への軍事侵攻へと政府を決断させる一因にもなったといえる。
マリス連邦軍は陸軍(60万人)海軍(11万人)空軍(7万人)からなる。
概ね地球基準でみると1980年代後半レベルの兵器が主力で使われており、その多くは国産である。海軍は5隻の中型空母や多数のミサイル巡洋艦・駆逐艦などを保有しているが艦隊は各地に分散されており転移時に本土にいたのは2個機動艦隊程度しかなかった。陸軍も60万人の常備兵力があるが、その半数以上が植民地の警備に出ており本土にいるのは予備役部隊が殆どであった。
日本の報復によって2個機動艦隊は壊滅。陸軍の主力部隊も日本との戦争によって壊滅。空軍の戦闘機部隊も半壊するなど軍としては壊滅的な打撃を受けており、現在軍の再編を行っている。
日本に戦争を吹っ掛けるという自殺行為によって国内は現在混乱中。
戦争を主導した政権は崩壊しており、かわりの大統領などを決める選挙がこのあと実施予定。
日本の圧倒的な軍事力を前に日本と協調路線をとろうとする自由党などを主体とした「中道連合」が次期政権の最有力候補だが、一方で人民党の保守派を中心に日本へ徹底的に対抗すべきという意見も国内には根強く残っているようである。
・ベルカ連邦
首都:タンベルク 人口:2.6億人
北アメリカ大陸の南部と陸続きとなった「ユーシア大陸」の大部分を国土としている異世界「ユーリス」からこの世界へ転移してきた国の一つ。
連邦共和制国家で国家元首の「総統」は各国における「大統領」と同等の役職で国民の直接選挙によって選出される。任期は長く10年で再選制限はない。非常に強力な権力を有している。
フローラスにおける「列強」の一つであるが、列強の中では新参者にあたり植民地獲得競争においては常に劣勢を強いられている。それでも列強の中では最強クラスの陸軍戦力を有していると言われており、実際に近年は球速にその勢力を拡大させている。列強の中でも特に好戦的な国として知られていた。
転移してからは、すぐに中央アメリカやカリブ海諸国へ侵攻をはじめており現地駐屯のアメリカ軍などの抵抗を受けて進軍速度が遅いものの着実に中央アメリカの国々を占領下においている。
・ガリア帝国
首都:フロン 人口:4億人
バルカン半島と隣接することになった異世界「テラス」から転移してきた帝国。
皇帝や貴族に強い権限がある封建制が生き残っている国であり、テラスにおける「超大国」の一つ。
ガトレア王国とは天然資源や領土を巡って長らく対立している。亜人などを認めない「人間主義」を掲げる国であり、亜人を奴隷として搾取していることから転移前は世界的に孤立していた。
身分格差が根強く、どんなに優秀でも貴族でなければ出世することは難しい。そのため政治や軍上層部はひどく腐敗している。それでも徹底的な取り締まりなどを行っている影響か、革命などの兆候は一切見られない。
陸軍を主体とした強大な軍事力を持つが、海軍などの整備が遅れていた。ただ、近年はガトレアに対抗するために海軍力も整備されており多数の空母などを配備している。
現在はバルカン半島のギリシャやブルガリアなどに侵攻中であるが、圧倒的な物量をもってしてもヨーロッパ陣営の粘り強い防衛線の前に中々進軍することができていない。それでも、着実に占領地は拡大している模様。
・ドラニア王国
首都:ドラグーノ 人口:100万人
日本領土マリアナ諸島の東に出現した異世界「テラス」から転移してきた島国。
「ドラニア島」という四国の半分ほどの大きさをした1島のみで構成された小さい国であり、しかも国土の殆どが急峻な山岳地帯となっており平地はほとんどいない。住民の大半が「龍人族」と呼ばれる亜人種で構成された亜人国家。
外国とは積極的に交流をしていないが、鎖国をしているわけではない。ガトレア王国との繋がりは非常に密接でそれ以外に十数カ国と国交を結んでいるがそれ以外の国とはほぼ交流をしていない。
主要産業は鉱物の輸出などで主にガトレアに輸出し、足りない食料や機械製品などを輸入していた。
日本とは積極的に交流を進めていく予定だが、国内には人間そのものに不信感を持つ勢力も多くいる。




