50:忘れちゃいけない過去
登場人物
矢葉井高校3年
男性陣
平良瑠夏(18) 椎名天智(18)神楽真琴(18)
荒島紳(18)佐古啓耶(17)山家鷹次(18)
三間煌葉(17)
女性陣
瀬名小春(18)西河梨華(17)寺門愛美(18)
他
高澤七斗(28) 漠間真加(28) 辺和人心(34)
松川永沙(23) 王華美巳(10) 加留多一太(29)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
高澤七斗side
羽累湖駐屯地チーム
七斗、真加、天智、鷹次、梨華
七斗「よし行くぞ!」
「「おぉー!!」」
美巳「皆んな頑張ってね!!」
瑠夏達が出発してすぐに俺たちも目的地へ向かった
今から走って着くのは夜中になるな
キリの良さそうなとこで泊まるか
梨華「お菓子いっぱい持ってきたですよ!」
天智「いいねぇ!食べよ食べよ!」
鷹次「プロテイン5袋持ってきたぞ!」
天智「混ぜるもんあるのか?」
鷹次「、、、漢ならそのまんまよ!!!」
天智「待て!早まるな!ゲホッて!ゲホッてなっちまうぞ鷹次!!」
真加「賑やかだな!」
七斗「ピクニックにでも行くのか俺らは?」
緊張感のカケラもないがこううるさいのと悪くはない
非日常な世の中になっちまったんだもんな、どうせなら楽しかやっていきたいもんだ
真加「なぁ七斗、真田千弥という男とはどうゆう繋がりなんだ?」
七斗「、、、」
真加「話したくなかったか、すまない!忘れてくれ!」
七斗「あいつとは同じ部隊であって俺の幼馴染だ」
真加「、、、七斗の事聞かせてくれないか?」
七斗「面白い話じゃないぞ?」
真加「うん、七斗の事が知りたい!聞かせて欲しい!」
七斗「俺の幼馴染で千弥ともう1人女で百菜っていたんだ」
ーーーーーーー数年前ーーーーーーー
千弥「はぁ〜、今日も疲れたなぁ」
七斗「人を道具のように扱いやがるよ本当に」
百菜「2人ともいつもご苦労様!今日はいつも頑張ってる2人の為に私が奢ってしんぜよーぞ!!」
俺達3人はいつも来る居酒屋にいる
小さい頃から一緒にいて今でもこうやってたまに集まって愚痴を言い合ったりしている
千弥「よっしゃ!呑んで食べるぞ!」
七斗「俺は明日も任務あるからなぁ」
百菜「相変わらず2人は多忙だねぇ〜?」
七斗「まぁな」
百菜「でも国や色んな人の為にやってるんでしょ?正義のヒーローみたいじゃん!」
千弥「全然そんなんじゃないぞ?な!七斗!」
七斗「あぁ全く違ったな」
百菜「え〜?私は2人の事カッコいい自慢の幼馴染だと思ってるんだけどなぁ」
千弥「百菜だってずっとなりたい!って言ってた警察官になれただろ?そっちの方が正義!って感じするけどな?」
百菜「ん〜まぁ実際は駐車違反取り締まったりとかそんゆうのばっかりだよ?」
七斗「大きな事件がないってことは平和って事だろ」
百菜「そーだけどさぁ、んー、まぁそうなんだけどね」
七斗「迷子の子を送り届ける、横断歩道を渡れないお年寄りの手助けをする、充分ヒーローっぽかったぞ?」
百菜「え!?なんで知ってるの!?」
七斗「たまたまいてな、なぁ千弥」
千弥「全然百菜の方が正義のヒーローだよ!」
百菜「なんだか恥ずかしいなぁ、、、」
その後も世間話などをしてその日は3人とも帰った
翌日俺は仕事へ向かった
仕事が終わり帰り支度している時着信音が鳴った
七斗(千弥からか、、また呑みの誘いか?)
七斗「もしもし、どうした?」
千弥「七斗!現在地送るから急いで来てくれ!!」
随分と慌てた声だったな何かあったのか?
そしてスマホに現在地が送られてきた
七斗(ここか、急いで行くか)
俺はバイクでなるべく急いで向かった
現在地で送られてきたのは人気のない路地裏だった
七斗「千弥!どこにいる!」
今は夜だ
明かりのない路地裏は暗くて見えずらいな
少しづつ目が慣れてきて地面に何かあるのがわかった
七斗「!!、、、なんで人が倒れてんだ、、」
地面に2人の男が倒れていた
スマホの明かりで確認すると胸と首を深く切られている
もう死んでいた
千弥「遅かったな七斗」
七斗「千弥!どうゆうことだ!?何があったんだ!」
千弥は建物の屋上にいた、そして誰かをかかえているように見える
七斗「千弥、、、この2人お前がやったのか?」
千弥「七斗、百菜が殺されたよ」
七斗「なに?なんて言った今?」
千弥「そこの2人にナイフで刺されて死んだんだ!!」
七斗「な、、なんで、、」
俺は頭が追いついていなかった
理解する事ができない、いや理解したくなかった
千弥「百菜から連絡あってその2人を追っているから来てくれってな」
七斗「、、、」
千弥「無線で仲間に連絡入れてるだろうな、けど俺がここら辺にいるってことを連絡しててな?それで近くにいると思って俺に連絡したんだろうな」
七斗「それでここにいるのか」
千弥「俺がここに来たと同時に百菜はナイフで胸を突かれた、その後は怒り任せにそいつらを俺が殺したんだ」
七斗「、、、」
千弥「百菜がな、死ぬ間際にお前の名前を言っていたよ」
七斗「俺の名前を?」
千弥「お前は百菜の事何もわかってやれていないな、百菜はずっとお前を見ていたのにな」
七斗「どうゆう事だ?」
千弥「お前はもう何も知る必要はない、百菜は俺に任せておけ」
七斗「お前がかかえてるのは百菜か!?」
千弥「七斗、正義感の強いお前は必ず俺の敵になる、、、だからもう二度と現れないでくれ」
七斗「!?」
後ろからスタンガンを当てられその場に倒れた
七斗「せ、千弥ぁぁぁ!!」
千弥「お前はヒーローなんかじゃない」
またスタンガンを当てられ俺は気を失った、、、
ーーーーーーー現在ーーーーーーー
七斗「気づいたら警察に囲まれていてな、意識が朦朧としていたから敵かと思って殴ってしまったんだ」
天智(それが煌葉の父ちゃんだったのか、、、)
七斗「落ちてたナイフから俺の指紋が発見して相手の服と俺の服から俺の血痕と相手の血痕が見つかったんだ」
真加「、、、」
七斗「その後は檻の中で実験体として生きたよ」
鷹次「そうだったのか、、、」
真加「やはり七斗は殺しなどしていなかったな!」
天智「でもなんでそれすぐ言わなかったんだ?」
七斗「言っても信用されないと思ったのとこれを話してしまうと真田千弥と言う男は悪いやつってなるだろ?」
梨華「聞いてる限りはめっちゃ悪いやつっす!」
七斗「多分どこかではまだ幼馴染だからあいつを悪く思ってほしくないなって想いもあったからかな」
真加「まだ真田千弥を信じてるのか?」
七斗「どうなんだろうな、でもあいつに聞きたい事聞いてあいつをどうにかしてやりたいって今は思ってるよ」
梨華「やっぱり優しいね七っちは!」
七斗「でも仲間をあいつは傷つけてくれたからな、その分はぶん殴ろうと思うぞ」
天智「七斗、人殺しとか言ってすみませんでした」
鷹次「俺もどこかに人殺しって言葉が引っかかってしまっていて、、、すまない」
梨華「正直私もこの人は誰かを殺したんだって警戒してた、ごめんなさい」
七斗「謝る事ないぞ、普通はそうだしすぐ言わなかった俺も悪いからな」
真加「私はずっと信じまくりだぞ!」
七斗「いやほんとすげーよの、よく信用できるよな?」
真加「んまぁ〜七斗なら大丈夫だろ!ってね?」
七斗「根拠とかはなかったのか?」
真加「ない!勘!」
七斗「やっぱすげーやこいつ」
他にも色々な話をしているとキリの良さそうな時間になったから道中にあった大きめの家で泊まることにした
自分の過去の話なんて誰にも話さずにってかまぁ捕まってる時は話す相手なんていなかったんだけどね
でもこうやって皆んなに本当の事言えたからなのか気持ちが少し軽くなった気がする
真田千弥、いつかぶつかる時がくるかもしれないな
その時は全力でやり合うか
➖To be continued.➖




