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英雄は奇跡を起す

第5作目の投稿です。

1千年をかけて結ばれる2人の恋愛物語です。

作者のはげみとさせていただきますので、もしよろしければ、ブックマークをお願い致します。

一生懸命、書き続けます。

是非是非、お楽しみください。

 まず最初にリーダーが難問に直接当たる。


 古くて新しい理想だった。


 今、1人の将軍がそれを実行していた。


 すると、少しずつだが岩が動き始めた。


 将軍は顔を真っ赤にしてさらに力を込めた。

 それは、ほんとうに全力だった。


 最後に岩は丘の崖の下に落された。


 終わった後、将軍は振り向いて愉快そうに笑った。


「がんばったけど、小さかったかな―― 」


 うをー うをー うをー うをー


 兵士達は突進して巨岩に取りかかった


 数多くの巨岩が次々に丘の上から川の中に落された。


 彼はできる戦術のうち最良を選び、その方向で実現させていく将軍だった。




 翌日の朝、神崎信(かんざきしん)は丘の上から一帯を眺めていた。


 前日中に多くの巨岩が落され、丘の下で川幅はとても狭くなっていた。


 そして、水が氾濫していた。


 丘の周囲は氾濫した川の水の影響でドロだらけだった。


「副官、周辺の状況を大至急調査してください。ドロだらけになっているのはもちろん、街道からこの丘にまで近づく方法は限られていると思います」


「御意。将軍、ここら辺で少しお休みをとられたらどうでしょうか。昨日は徹夜でしたね」


「はははは。今はいいです。また、この戦いに勝ったら思う存分寝させていただきます」


「はい。それでは退席させていただきます」


 副官の李斯は、彼を尊敬のまなざしで見ながらそばから去った。




 しばらくして、副官が報告に来た。


「将軍、川が氾濫し一面どろだらけでかなりの水位になっています」


「もし副官が敵の将軍だったら、この丘に進軍するためのルートはありますか」


「はい。かろうじて、周囲より若干高い道筋があります」


「どのくらいの幅ですか」


「たぶん。将軍がお望みのとおり、ほんとうに狭く、兵士2人が歩いて通るのが限界です」


「弓隊を配備してください。申し訳ないのですが、ドロのど真ん中に陣地を作るのです」


「御意」




 麻雀ゲームの場面の中で時間が過ぎた。


 敵の2つの軍団が丘を取り巻いて着陣した。


 丘の上に本陣があることは明らかだったが、なかなか進軍できそうになかった。


 一面が川の氾濫でドロだらけで水びだしだったからだ。


 ところが、その内、丘の上から歌が聞こえてきた。


「弱虫、弱虫、敵は弱い、弱い、戦うこともできまい。戦うこともできまい。見てるだけか?? 」


 そして、大笑いしていた。


「はははははははは 」


 丘の上からの挑発は、何回もしつこく続いた。


 あんまりしつこいので、


 最後に、現場の兵士、指揮官はそれに耐えられなくなった。


「進入路が1つだけあるぞ、そこを進め!! 」


 何も考えず、丘を包囲している2つの軍団は争うように進軍した。


 まるで勇気を競うように細い進入路を前進し始めた。


 道だけではなく、その途中に100人程度が集まれる広場もできていた。


 それは、とても不自然だったが、大軍はドロの中の狭い範囲につぎつぎに収納された。


 丘の上から神崎信(かんざきしん)は、その様子を見ていた。


「戦いの大切な場面で冷静でいられる人は少ないのです。人間だから闘志をかきたて興奮してしまうことも仕方がないかもしれませんが―― 」


 やがて、敵軍大部分がドロの中の道や広場に収まると彼は指示を出した。


「弓隊発射しろ。素早く、間髪入れず連射するのだ」


 ドロの中に作られた弓隊の陣地から大量の矢が放たれた。


 ふいをつかれた敵軍はすぐに半数以上を失った。




 ちょうどその頃、後方にあった敵の本陣に異変があった。


 どこかに伏せてあった神崎の騎馬隊が急襲したのであった。


 敵の本陣は手薄であった。


 そのため、敵を指揮していたプレーヤーは次々と討たれた。


 その時、バーチャルの画面が一転、真っ暗になった。


 スーパーコンピューターが告げた。


「今回の戦いは無効です。何かのウィルスが侵入して、ゲームの設定が書き換えられました。大至急パッチが当てられ、ウィルスは駆除されました。国民の皆様、申し訳ありませんでした」


 4つのプレーヤー席が解除された。


 神崎信(かんざきしん)はゴーグルをはずずとともにゲームからログオフした。


 ところが、他の3人が立ち上がってこなかった。


 彼は急いで3人の様子を見ると、3人とも血だらけで実際の戦場で戦っていたような姿だった。


 緊急事態なので急いでバーチャルルームの外に出た。


「大変です。ゲームの中でほんとうに傷ついています。かなりの出血です」


 店のマスターが急いで様子を確認するために中に入った。


 魔女リリはそれを笑って見ていたが、その時、店の中に老婆が入ってきた。


 それは彼女の祖母、深淵の魔女ローザだった。


 彼女を厳しくしかった。


「止めな」


 そして、部屋の中に向かって魔法をかけた。


 ‥‥‥‥


 しばらくすると、バーチャルルームから笑い声が聞こえた。


 やがて、中から店長と3人の若い男が出てきた。


「いやいや。熟睡してしまったとは面目ないな」


 みんなが笑っていた。


 その後で、店長が魔女リリに向かっていった。


「お金は全額お返しします」


「お金?? 」


 神崎信(かんざきしん)は疑問の声を上げた。


 これには、老婆、深淵の魔女ローザが答えた。




 いつのまにか、部屋の中が別空間になっていた。


 そこには、神崎、深淵の魔女ローザ、その孫娘リリしかいなかった。


「神崎さん。私の孫娘が大変御迷惑をおかけしました。孫娘は3人の若者を使って、あなたの実力を試そうとしました。あなたが英雄の転生者であることを知っているからです」


「僕が英雄の転生者ですか? 大学出たての税理士の卵、神崎信(かんざきしん)ですが」


「御自身では、しっかり認識されていないかもしれません。ただ、あなたには心の底から愛する運命の方がいらっしゃいますね」


「はい。婚約者がいます。不思議な運命で遠い遠い距離を越えて出会いました」


「少し違います。遠い遠い距離と遙かなる次元をあなたたちは越えたのです」


「‥‥‥‥意味がよくわかりませんが」


「そうですね。私のような魔女でなければわからないと思います。ただ一つ、これだけはお伝えしなけらばなりなせん」


 そう言った後、空間や次元を跳躍し、世界の全てを知ると言われる深淵の魔女ローザはとても真剣な顔で言った。


「あなたと心から愛する方には、まだ災厄が襲いかかります。十分に気をつけて!! 」


 意識的かも知れないが、魔女の顔はとても恐かった。

お読みいただき心から感謝致します。

今までとは少し違った物語ですので、おもしろいかとても心配です。


※更新頻度

週1回、日曜日午前中です。不定期に午後や土曜日に更新させていただきます。

作者のはげみとさせていただきますので、もしよろしければ、ブックマークをお願い致します。

一生懸命、書き続けます。





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