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【夢想世界】  作者:
第壱章
9/16

クロと決意・前

題名は後々回収します。





「――――起きろ、ジーク」


 即座に目を開ける。

 至近距離でラーグの顔があった。

 なんだこれ、やめてくれ。

 女ならまだしも男の顔を目覚めの一発に見せられて嬉しいはずがない。


 が、そのお陰で完全に意識が覚醒した。


「何があった」


 開口一番に聞く。

 ラーグの切羽詰まった顔を見る限り、只事じゃない雰囲気だ。


 ラーグは言葉を詰まらせながら、ボソリと言った。


「……すまない、たった今の出来事なんだが。逃がして、しまった」


 逃がした?

 数秒、目を閉じて考えた。

 目を開き、確認する。


「あの火傷の男か」

「……そうだ。少しの間、顔を洗ったら逃げていた」


 まぁ、仕方ないことだ。


「怪我はないか」

「それは、大丈夫だ」

「ならいい、気にするな。ちなみにだが逃げた方向はわかるか?」

「……あぁ、後ろ姿だけは見えたからな。あの小屋とは正反対の方向に逃げていった」


 それならば、ただ逃げただけだな。

 どの道足手まといにしかならなかったから、別に問題ないな。

 

「邪魔だからちょうど良かった。逆に助かったぞラーグ」

「……そうか、そう言ってもらえると助かる」


 感謝を述べるが、ラーグはオレの顔をジロジロと見てくる。ヨダレでも垂れてんだろうか。口元を服の裾で拭くが特に何も無い。

 視線を追うと……鼻だな。


「鼻になにかついてるのか?」

「…………あぁ、何故か鼻血を出している」


 服の裾で鼻を拭く。

 裾を見る

 ……血だぁ。

 不思議だぁ。

 【夢想世界】での出来事を思い返す。

 そういえば、引き分けって言われた辺りから鼻から熱いモノが垂れてたな。つまり【夢想世界】での出来事は現実世界にも多少なりとも影響するのか。


 水の魔法を使い、鼻を洗いながら喋る。


「うぼぼぼだ」

「…………皆が寝ている間は特に異常はなかったが。少し、イーグスが苦しそうだった。たまに『熱い』とか言ってたな。悪い夢でも見てるのか、昔のことでも思い出してるんだろうか……」


 ……あぁ、イーグスが寝ている時に苦しそうにしてたのは【英雄の特訓】が原因だったか。納得だ。

 オレが夢の中でイーグスに火の玉を放ったとは言えないので、適当に返事しておく。


「うぼぼぼだごごご」

「…………なるほど、そんなこともあるか」



 何を納得したんだ。












 そんなことがあり、新しい朝がやってきた。

 昨日の内に調査部隊が見つけて、雑用部隊が拾っておいた野草とキノコを火で焼き食べていく。

 硬いパンに比べたら柔らかいキノコは最高だ。

 水は見つけてないので水の魔法で出現させた水を飲む。

 水が美味い。

 元婚約者のセレス・カイゼルがオレの真似をして、水魔法で水を出し口に含んだ。そして「ぶふぉおお」と水を吹き出した。あらヤダ汚い、もっと淑女らしく振舞ってくれませんかねぇ。



 セレスが水を吐き出したのは単純に不味かったからだろう。空気を含ませないように、なるべく魔力を抜く感じで水を出したら飲める水になる。

 牢屋生活の時に出された水と比べるまでもなくこちらが美味い。まず綺麗だもん。あとあの水を入れていた鉄の器は毎日洗ってなかったから、そりゃ不味い。


 などと朧げに考えていたら、イーグスが起きた。

 ひょこりと視界の端で上半身を起き上がらせている。

 目を瞑っているのに上半身を起き上がらせる荒業に驚きだ。


 両腕を大きく広げ、ようやく目を開けた。パチリと勢いよく。

 オレと同様にずっと見ていたリューネが顔を赤くして目を逸らした。どんだけ〜。

 遠くからオレを見つけ、右手を振ってくる。

 起きたよーってことだろうか。

 それとも今から戦おうぜ〜ってことだろうか。違うか。


 軽く右手を挙げてやる。

 何を勘違いしたかセレス・カイゼルがオレに向けて大きく手を振った。お前もどんだけ〜。


 目を逸らし、ヤトを見る。

 赤い髪がくすんでいて、本日もやる気のない猫背だ。

 ヤトの隣でハクキが一緒にキノコを食べている。

 穏やかな表情でキノコを食べるハクキとは違い、ヤトはまるでこの世の終わりとばかりにキノコを食べている。

 きっとキノコが嫌いなんだろう。


 視界の端で優しげな顔でキノコを食べるガゼルが見えた。

 奴隷未満達と時々、話している。

 ガゼルは周りに溶け込むのが早いな。

 

 なんか、平和だな。

 望んでいた平穏だ。

 まだ街にすら着いてないが。

 この平穏を維持出来たら、どれだけ良いだろうか。






 索敵のため、【魔力視】発動。

 遠くに魔力が集まってるな。

 アレは、なんだろうか。

 人型の魔物か?

 実の所、魔物は見たことがない。

 

 立ち上がり、ラーグに声をかけておく。


「少し様子を見てくる。気になるなら着いてこい」

「あ? あぁ、うん?」

 

 キノコを美味しそうに食べていたラーグの返事は中途半端だった。










 魔力の集まりに近づいていき、しかと見る。

 真っ茶色の肌、丸っこい醜悪な顔、手には錆びた剣を持っている者も居れば大きな木の棒を持っている者も居る。

 なるほど、あれが――――ゴブリンだな。


 しかし集団で行動するとは聞いたが、全部で……三十五体も居る。予想以上だな。

 というか、コイツら何をしているんだ。

 一体のゴブリンがキノコを通り過ぎた。

 食料を探している訳では無い。

 なら、何を探しているんだ?(・・・・・・・・)


 奇妙な鳴き声を上げながらあちこちに身体を動かすゴブリン達。

 ゴブリンの顔をじっくり見る。

 大きな目が顔の中心に二つ集まっており、鼻は平べったく小さな穴が顔に二つついている。口は大きく、剥き出しの歯も一つ一つ大きい。髪はない、ツルツルな茶色い頭に太陽の光がうつりこんでいる。


 見れば見るほど気持ち悪い。

 しかし、本で見た話によるとゴブリンの中には人の言葉を解する者も居るらしい。

 気持ち悪いの一言で片付けるのは鬼だな。

 しばらく様子見しよう。


 ふむふむ、何を探しているかだったな。

 汚い布の腰巻を揺らしながら大勢のゴブリンが木の後ろに回ったり、首を傾げたりしている。

 どう考えても探し物だな。

 

 目を凝らし、辺りを見渡す。



 ――――もしかして、アレか?


 ゴブリンが居ない木の影で様子を伺っている丸い物体。

 黒くて禍々しい色をしているが、アレはスライムだな。

 なるほど、ゴブリンの探しモノはスライムか。

 本で見たことあるな。

 ゴブリンはスライムが大好物だと。

 しかしなんだ、だとしたらオレ達には関係ないな。

 

 ゴブリン達がオレ達の匂いで近づいた訳でもないなら、放っておいても問題ないだろう。

 進む方角的に出会わないので、無視しよう。

 

 そーっと離れて行こうとして、ぶつかる。

 硬い感触だった。

 木か、そう思い視線を向けると……ラーグが立っていた。

 あらあらラーグさんってば大木みたいですね。

 まるで大きくそびえ立つ木みたいです。

 どうしたんですか、そんな目でゴブリン達を睨んで。


「……アレはなんだ」


 ポツリ、怒気の孕んだ声が聞こえた。

 誰から発された声か理解するまで時間がかかった。

 あまりにも低く、心の底が震えるような声だった為。

 周りに別の人物が居るのかと疑った。


 しかして、その声の発生源はラーグだった。


「ゴブリンどもだ。オレ達には関係がない、戻るぞ」


 案に戦うな、という意味で口を開いたのだがラーグは返事をせずじっとゴブリンを見ている。

 確かにゴブリンは気持ち悪い顔だがそこまで怒ることじゃないだろうに。

 もしや、過去にゴブリンと何かあったのか。


「行くぞ、ラーグ」

「……あぁ」

 

 この場から離れるぞという意味を込めて言い、オレはラーグの横を通り過ぎて皆が集まる場所へ足を進める。


 ……ラーグが着いて来ていない。

 後ろから足音が聞こえなかったので、頭を横に向けてラーグが居た場所を見る。


 ――――居ない。


 いや、さっきの場所に居ないだけでラーグの姿は見えた。

 そうだ。

 ゴブリンに向かって走り出しているラーグの後ろ姿が見えた。

 

 何をしてるんだあの馬鹿は、何処に行ってんだ。




 呆然と振り返り、ラーグがゴブリンの顔を右手で殴っている姿を見る。

 他の奴隷未満達、平均十一歳より一歳歳上のラーグと同じ背丈のゴブリンが顔を殴られ吹き飛ぶ(・・・・)

 おかしい、十歩分は吹き飛んだぞ。

 吹き飛んだゴブリンが悶え、周りのゴブリンがラーグに気づく。


 だが、ラーグは微塵も気にせず走る。

 踏み込んだ地面に足の形がくっきりと付く。

 瞬足、どんな脚力だ。


 倒れたゴブリンの手から錆びた剣を奪う。

 即座に、左胸にグサリと錆びた剣を刺し、すぐに抜く。

 紫の体液がゴブリンの胸から吹き出て、ラーグの右頬にかかる。

 しかしラーグはお構いなくと怒気を孕んだ表情で周りのゴブリンを睨み、凄まじい速さで駆ける。


 戸惑うゴブリンが目前に現れたラーグへ、左手に持っている大きな棒を振るう。

 ゆるりとした振り下ろしだが重みがある。

 当たれば筋肉質のラーグでも動きが止まるだろう。

 だが、重みのある身体とは裏腹にラーグはひらりと避け、棒を振るったゴブリンの首に両手で持ち直した錆びた剣を刺す。

 

 目から色が無くなるゴブリンの首から錆びた剣を抜き、紫の血がラーグの服に当たる。ラーグはゴブリンの左手から大きな棒を奪い、錆びた剣を右手に大きな棒を左手に持つ。

 

「ウギャギャ!! ウギャァ!」


 ゴブリン達が鳴き、ラーグに迫る。

 物怖じせずラーグは冷静に対処していく。

 真正面から来る剣の振り下ろしを左手で持った大きな棒で交わし、身体を左に行かせ地面にゴブリンの剣を地面に落とす。隙ができた身体へ右手の錆びた剣を刺す。

 力無く地面へ倒れるゴブリンに見向きせず、他のゴブリンに目配せし駆ける。恐怖と驚愕が混じった鳴き声を上げるゴブリンは腰を下がらせた。

 躊躇いなく怯えるゴブリンに錆びた剣を振り下ろし、ラーグは次の獲物に目を光らせる。


 ――――何を見せられているんだ。


 皆を暖かく見守っているラーグが鬼気迫る表情で敵を倒していく姿。

 剣術を嗜んでいると聞いた。

 しかしコレは剣術というか、集団戦に慣れている(・・・・・・・・・)

 当然、剣から繰り出される突きは一日で身に付くものじゃない。

 だが敵から武器を躊躇いなく奪う様は、剣術というか……そう、喧嘩だ。

 

 どんな場所でも戦える武術。

 敵から武器を奪い、臨機応変に武術の形を変える。


 十のゴブリンが息絶えた。


 息を切らし、周りを一瞥するラーグの目にはまだ戦う意思がある。


 否、戦うごとに殺意が研ぎ澄まされ(・・・・・・・・・)ていく(・・・)


 【魔力視】を発動する。

 視る、ラーグの魔力を。


 やはりそうか。

 

 ――――身体強化の魔法を使っている。


 オレは身体強化の魔法を見たことがない。

 家にずっと引きこもっていたから。

 だが、ラーグの身体を纏う蒼き塊。

 風、火、水、土を纏っている訳では無いのに、ラーグの身体には形が成された魔法が纏われている。

 自信はないが、アレが身体強化の魔法だ。


 踏み込んだ地面に付けられた足の形。

 ゴブリンを吹き飛ばす腕力。

 身体強化の魔法を使ってるとしたら、有り得ない力も納得出来る。


 やるな、ラーグ。

 【夢想世界】のイーグスに及ばないモノも、ラーグの強さは奴隷未満達の中では上の方だろう。


 十一体目のゴブリンを切り裂くラーグに、周りのゴブリン達が恐れを抱き一斉に鳴いた。


「「「ウギャギャギャァ!! ギャギャア!!」」」

 

 そして、ラーグに背を向けて逃げ出す。

 一人取り残されたラーグは肩を大きく上下させ、息を吐く。






 オレはゆっくりと近づいていき、息を大きく吸うラーグに声をかけた。


「なぜ、こんなことをしたんだ」


 ラーグはオレを見て、息を吐く。

 ゆっくりと視線を逸らす。

 目線を追い……なるほどと頷いた。


 恐る恐る、木の影から身体を出す黒きスライム。

 要するにラーグはこのスライムを助けたんだろう。

 本で見たスライムは、知性がないとの事だった。

 だが、本の知識が絶対とは限らない。


 何故ならば、ラーグが助けてくれたのだと、このスライムは嬉しそうに跳ねているのだから。

 まるでありがとうと言っているかのようにラーグの周りを跳ねている。



 

 ――――弱きを助けるラーグに敬意を表す。


 右手を掲げ、大きな水の玉を出現させ……ラーグの真上に落とす。

 ラーグの周りを跳ねていたスライムがびくりと身体揺らし、跳ねて水を避ける。

 ビショ濡れとなったラーグはオレを唖然と見ている。

 意味を理解していない間抜け面に言ってやる。


「オレの言葉を無視したことは、コレで水に流してやる」


 意味を理解したのか、ラーグは静かに感謝を述べた。


「……あぁ、助かる。皆の前で血だらけの姿は見せられないからな」


 ぴょこぴょこと跳ね、ラーグの足元に近づくスライム。

 足に寄りかかり、大丈夫?とでも聞いているようだ。

 穏やかな顔で勇敢な男(ラーグ)は「あぁ、大丈夫だ」と言って、スライムを撫でた。


 優しさが仇にならないと良いがなと、オレは微かに笑う。

 その時は、手助けをしてやろう。

 また一つ、決心が増えた。

















 森の中を歩き、スライムを頭の上に乗せたラーグに聞く。


「いつから身体強化の魔法を使えるようになったんだ」

「…………身体強化の魔法とは、なんだ?」


 …………知らずに使っていたのか。


「魔法を使ってただろうが」

「身に覚えがないな……」



 ラーグが不思議そうな顔で話し出す。


「たしかに……おれはとんでもない全能感で敵を倒していたが、無我夢中だったのであまり覚えていない」


 ……無意識の内に身体強化の魔法を使っていたとしたら天性の才能だな。

 弱き者を見て、気づけば身体が動いていた、か。


「力を使えるようになっておけ。災厄はいつ何時、降りかかるからな」

「……そうだな。暇がある時にその魔法の使い方を教えてくれ」


 その魔法とは身体強化の魔法か。

 残念ながら教えれないが、頼まれた手前断れないな。


「ああ、覚悟しておけ」

「助かる」


 ラーグは頭の上からスライムを両手で外し、両手で持つ。

 皆の元に戻ろうとしたら着いて来た存在は、目がなどなくただの黒い塊だ。

 しかし、ぶるりと震え嬉しそうにしている様に見える。

 不思議な存在だ。

 スライムは本来、水色だと聞いたんだがな。

 このスライムは禍々しい黒色だ。

 

「……クロだな」


 思わず声を出すと、手の上に乗っているスライムが大きく震え出した。

 なんだこいつ。怖。

 その様子を見て、ラーグが嬉しそうに呟いた。


「気に入ったみたいだ、クロという名前が」


 ……いえ、別に名前をつけた訳じゃないです。

 あ、その方向で行く感じですね。

 オレ驚きです。

 

 まさか思わず呟いた言葉が名前になるとは。

 考えも出来なかった。


「……そうか。よろしく頼む、クロ」

「ブルブル」


 よろしくされたんだろうか? わからないな。

 ラーグが左手にスライムを置き、右手で撫でる。

 両手で持つぐらい大きさだが、不思議とスライム落ちずに撫でられている。


「クロ、よろしくな」

「ブルブルブルブル」


 はい、4ブルブル出ました!

 スライムさんとても嬉しそうです!


 などとふざけていると目的地に着いた。

 森の中だというのに騒がしい声が聞こえる。


 木々を抜け、皆の姿が目に入る。

 皆がオレを見て、安心したように顔を綻ばせる。

 そしてすぐに、隣のラーグに目が行き不思議そうな顔をする。


 震える黒きスライムに皆の目が釘付けだ。


「わぁ! 何それ!」


 イーグスが声を上げ、少し遅れて奴隷未満達も声を出していく。スライムだ、でも色が変だね、すっごい可愛い、触りたーい、3たす3は6、などと喧しい。最後のやつは皆の声に流されず淡々と計算をしているな。自分を持って素晴らしい。


 目を輝かすイーグスを筆頭に向かってくる奴隷未満達。

 巻き込まれるのが嫌なので気配を消して、ラーグの横から逃げる。

 しばらくしてもみくちゃにされるクロを見て、少し笑う。

 


 オレは一匹のスライムを見捨てた。

 見殺しにしようとした。

 魔物など助けても仕方がない、と

 だが、ラーグはなりふり構わず助けに行った。

 もしかしたら、いや。


 ――――この中で一番正義の心を持つのはラーグだろう。




 しかしそうなると……なるほどな。

 優しいやつが、


 傷だらけの男(・・・・・・)を見たらどう思うか(・・・・・・・・・)


 考えるまでもないな。

 嘘は言ってないんだろう。

 あぁ、『……すまない、たった今の出来事なんだが。逃がして、しまった』だから、逃がしてしまったんだろう。

 凡そ、顔を洗っている間に逃げろ、とでも言ったんだろうな。

 

 ふっ、笑えてくる。

 すっかりやられた。


 だがそれでいい。

 自らの信念で動くやつは大事だ。

 誇れ、ラーグ。

 お前はこの世で、オレが認めた二番目の男だ。

 


 クロ嬉しそうに撫でる男を、心の中で賞賛する。


 一つ、自分に問う。

 お前はイーグスよりも心が強くない。

 お前はラーグよりも正義の心を持っていない。

 お前は、何が出来るんだ?


 

 ――――魔法で敵を吹き飛ばすことが出来る。


 だが、オレにそんな力は無い。まだ。

 圧倒的な力を身につけよう。

 相対する相手が、一目で敵わないと思える魔法を作ろう。

 そして、皆が歩く道を(・・・・・・)魔法で創ろう(・・・・・・)



 クロというスライムを拾った日。

 オレの決意が更に強固なモノとなった――――。








見てくださりありがとうございました!

どうそ、気軽に評価していってください!

そうです!星五つです!


ではまた会いましょう!

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