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短編集(詩やSSなど含む)

かんじょうせん

作者: 通りを歩く人

気付いていなくても

遠回りしていても

何度もすれ違い続けても

元の位置へと戻るから


後ろに繋がる足跡

前には進むべき道

どうして迷うのか

触れえぬ心のありか


何処からともなく

聞こえている声

何処にも行かず

空を見上げる


ノッテル時には早く

沈んでいる時は遅く

何度も繰り返す事に

慣れて歪んでいく


焦りも満足感も

速く遠くの想いも

乗り換える度に気付くもの

距離は変わらぬのだと


歪んでは直し

新しいものに変えても

感じる変わる事の無い風景

誰もが気づかぬまま……


毎日変えられぬ流れ

遠回り出来ぬ怖れ

何度も思い描いては

元の場所へと帰るから


後ろに見える彩

前にはモノクロな夢

どうして掴めないのかと

唇を噛み締める


ハヤリが早くさせて

余裕が遅くするけど

何度も繰り返す事で

境界線が分からなくなる


聞こえるはずの音

感じるはずの息吹

何処にも行けず

見上げる空に蒼は無かった


後ろに繋がる足跡

前には進むべき道

誰にも理解できてい(わから)ないもの

自分が世界の『何』か


歪んではやり直し

また陽は昇るから

変わらぬままの風景

誰もが気づかぬまま……


かんじょうせんに揺られいく

お読み頂いた皆様に感謝を!!


かんじょうせん

かけたものですね。

どう感じるかは読んで頂いた方の感性にお任せします。

※誹謗中傷はダメ!! 絶対!!


ではでは。

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