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2、お父様
まだ前置きって感じです。どうぞ宜しく
キャメル、3歳
お父様は必ず優しいものだとキャメルは思っていた
なぜなら絵本に出てくる主人公の父は必ず優しかったからだ
だから今日、初めてお父様に会うこの日を、
キャメルは心待ちにしていた。会う時間は朝食だけなので、とても短いが。
コンコンとドアがノックされ、メイドが入ってきた
「今日はお着替えをする前にエステを致します。髪も整えさせて頂き
ますので、ご準備願います」
そう言うと、メイドは部屋から出て行った
ついに今日なんだと、キャメルの胸は高鳴った
エステをしたり、ドレスに着替えたらお父様と話せるかしらと
思いながらうふふと笑うキャメルに、
公爵のことで悩んでいたメイド達は更に心配になった。
キャメル様に悲しい思いをさせたくない、、と
しかしキャメルと公爵との朝食は刻一刻と近づいてきていた。
最早メイド達にできるのは、公爵のご機嫌取りだけだった
初めてなので、すごく緊張しています
読んでくださったりしていただいて、とても嬉しいです!
次回、「朝食」