1、家族
初投稿です。お手柔らかに、、、
私は、ベッドの上で目を覚ました
メイドがそれを察知して、タイミング良く入ってくる
「お嬢様、おはよう御座います。あの、その、今日は、、、」
そう言い辛そうに顔を顰めたメイドを、私は右手で制した
「分かっているわ。今日は、お父様との朝食の日よね」
そう、苦手なお父様と、今日は一緒に朝食を食べるのだ
私の名前はキャメル・フレイフ。今年で6歳になる
そんな私が何故お父様を好かないのか、それは、、
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フレイフ公爵家は、代々この国、ナニャル王国を支え続けている一族である
この国は、髪色と目の色で、どの家の生まれかが分かってしまう
しかし、そのせいで貴族が攫われる確率が増すのだが、、
そんな不安の中、キャメルはフレイフ公爵家の子として生を受けた
フレイフ公爵家第32代当主、フレイフ・ラドル、すなわちキャメルの父は、愛妻家として有名だった
愛する妻が居て、子供も授かった。
なんとその子供は、妖精のようで、フレイフ家の象徴、青紫の髪と、翡翠色の目をしている
なんて円満で幸せな家族だろうと人々は言った
しかし、そんな関係は、すぐに捨て去られることになった
フレイフ公爵の最愛の妻が消えたのだ。それはキャメルが0歳6カ月の時だった
公爵がいそいで妻の部屋に行くと、妻の部屋には、8年後に戻ります。と書いてあるだけの手紙があった
その事件は、フレイフ公爵の心を折るのにはとても容易く、公爵は壊れていった
優しい顔は、眉間に皺の寄った冷血な顔に
目には光が無く、隈ができていて
穏便な性格は、上から目線で尖った性格になってしまってい
そんな公爵の代わり様に、メイド達は驚愕の声を上げた
そして、恐れた、、、、
キャメル様に、公爵の怒りの飛び火がかかるかもしれない、、と