婚約後の初出勤
ジュードが婚約した後初めて出勤した時の様子です。
ただのジュードの惚気です。
「おはようセドリック」
今日はリリアナと婚約後の初出勤だった。俺は久しぶりに爽快な気分で仕事にやって来た。
「よう、ジュード。おっ、何か元気そうだな。良かった。最近元気がなかったから」
「ああ、問題が解決したから」
「何か嬉しそうだな」
「まあな」
そこからは他の人が挨拶してきたりして、そのまま勤務に入った。
昼時間、食堂でセドリックが顔を覗き込む。
「やっぱり何かご機嫌だなあ、いいことあったのか?」
「ああ、婚約したんだ」
「えっ?! 本当か? 誰と?」
「リリアナと婚約したんだ」
「ええっ! まさか!!! リリアナ嬢だって?」
「リリアナ嬢がどうかしたのか?」
セドリックの大声に、他のヤツらがよってくる。
「ジュードがリリアナ嬢と婚約したんだ!」
周りが騒然となる。
「リリアナ嬢がジュードと婚約だって?」
「先輩羨ましすぎる」
「ショックだ。誰にもなびかないように見えたのに」
「ずっと憧れてたのに」
「変わって欲しい」
大騒ぎになった。
「難攻不落のリリアナ嬢をどうやって落としたんだよ」
「いやまあ、色々大変で、家族が間に入ってくれて」
「そうなのか羨ましい」
「お前の考えてるのとは全く違うぞ。家族の紹介ではない。地獄のような思いをしたんだ」
「そ、そうか。大変だったんだな」
「それで彼女はどんな感じなんだ?」
「それが可愛くて、可愛くて。可愛すぎて胸が苦しくなる」
ジュードはリリアナの可愛らしい姿を思い出して、口を押さえてため息をついた。
「ひー。ジュードがのろけてる」
「先輩がにやけてる」
「なんだよ、なんだよ、何か憎たらしいぞ」
「美人で、可愛いのか天国だな」
「羨ましすぎる」
「そうなんだ。あんなに俺に突っかかってきてたのに、もうビックリするくらい可愛らしいんだ」
「ジュードもうお腹いっぱい」
「ジュード先輩、他の先輩方がにらんでますよ」
その後、二人が一緒にいるのを見た人達は納得した。
「リリアナ嬢が今まで見たことのないような可愛らしさだった」
「今までも女神のように美しかったが、輝きが違うと言うか、もう拝みたいくらい美しかった」
「笑顔が今までとなんか違ったよ。魂をもっていかれそうだった」
「ジュードがあれだけ言うのがよく分かった。笑顔が優しい」
「そうだろう、そうだろう」
「やっぱり腹立つ!」
「リリアナ嬢は美しいが、お前はにやけすぎて残念な感じになってるけどな!」
☆舞踏会にて
リリアナはジュードと腕を組んで歩く。ジュードの顔を見上げてはうっとりと見つめる。
「リリアナ、俺の顔に何かついてるか?」
「いいえ。ジュード様が恰好良くて」
「っ!」
ジュードは慌てて口元を隠す。嬉しすぎてにやける。
「リリアナも本当に綺麗だよ」
「嬉しい」
見つめあって二人で笑い合う。
周りでは悲鳴のような声が聞こえる。
「ああ、ジュード様の笑顔が素敵!! くらくらするわ」
「リリアナ嬢が神々しい!!」
「やはり女神だった!」
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
登場人物たちが大好きで大好きで、こうして書くことが出来て本当にうれしいです。




